鼻づまりに関する薬

薬剤師監修

鼻づまりの薬の上手な選び方・使い方

鼻がつまるとつらいですよね。呼吸が苦しいだけでなく、頭までがぼわんとなり、食べ物の味が感じられず不快な状態になります。

但し鼻づまりを解消したいがために、手当たり次第目の前にある鼻炎薬に手を出してしまいそうになったら、少し考えてみましょう。今のあなたを苦しめている鼻づまり。原因はなんでしょうか。花粉症?慢性鼻炎?風邪?原因が不明だと、薬が効かないだけでなく予期せぬ副作用に苦しむことにもなります。以前同じ症状に苦しみ、原因が明確で市販薬服用により症状が改善した場合は、まずその薬を選択して問題ありません。反対に、以前とは明らかに違う理由で市販薬に頼る場合は、薬局の薬剤師に相談することが正しい選択です。

実は症状改善への近道として、まず生活習慣も含めた「自分の今」を知ることが重要になります。鼻づまりが軽度であれば、殆どの人は普通の生活を続けることになります。従って、車や重機等を扱う職業の方であれば、眠気を催す薬の副作用は避けたいですし、長時間手が離せない工場勤務や接客業の方であれば、つらいときのみ使用する点鼻薬よりは長時間持続性の錠剤や顆粒を選択したいところです。未就学児であればシロップがベスト。これが「自分の今」知ったうえで薬を選択する、ということです。

症状が重い場合は耳鼻咽喉科を受診する必要がありますが、薬剤師は街中における薬のプロ。是非積極的に相談して自分にあった薬を選びましょう。

鼻づまりの薬の副作用と注意点

どんな薬にも副作用はつきものです。従って鼻づまり対策の薬を服用する際にも、よく見られる副作用にも事前に知っておく必要があります。

錠剤や顆粒薬は口から摂取し、体全体の血液内をめぐることによって作用しますので、「鼻まわり」以外にも影響が起きる可能性があります。例えば、アレルギー性の鼻炎治療薬では、喉の渇きや胃の不快感、下痢、頭痛が主にみとめられます。眠気を催す可能性もあります(但し、最近は眠くならない様工夫されている薬も増えています)。症状は、重度なものから軽微なものまで人によって様々です。

では点鼻薬ではどうでしょうか。点鼻薬は鼻腔内に噴霧する薬なので、影響を受ける部位は鼻の中とその周囲になります。従って副作用としては、鼻刺激による不快感、痒み、乾燥感、発疹が主になります。注意すべきは、点鼻薬は鼻への直接刺激が強いがために、反復性鼻出血のある方には向いていません。使用により鼻出血がひどくなる可能性があるからです。レーザー治療を行った後であれば、特にご注意ください。

基本的に、市販薬の作用は処方せん薬よりも弱めに設定されています。効き目は緩やかで即効性のある効果が認められない場合もありますが、副作用のおそれも考慮して市販薬の説明書にある継続使用期間の上限は必ず守るようにしてください。

鼻づまりの薬の飲み合わせ

鼻づまりの薬と他の薬との飲みあわせや併用について。これも、薬の副作用と同じくらい重要です。

もし慢性疾患等の持病を持ち日常的に服用している薬がありましたら、必ず薬剤師や医者に伝えてください。普段から携帯内にメモしておいたり、健康保険証とおくすり手帳を一緒に保管しておくとよいでしょう。

ところで、なぜ一緒に飲んではいけない薬があるのでしょうか。薬の中には、他の薬の働きを体内で阻害してしまうものがあります。その他、本来あるべき薬の作用が他の薬により増幅し、結果として副作用が現れてしまうこともあれば、薬同士でそれぞれの効能を打ち消し合い、どちらの薬も効かなくなってしまうこともあります。特に鼻づまりの場合、点鼻薬と錠剤等を併用することも多いため、日頃どちらかを頻繁に使用している場合は、尚のこと一時的に使用する薬との飲みあわせを検討する必要があります。

細かい情報提供を行うことにより、医師や薬剤師は常用摂取物と併用できる薬を検討することができ、患者はいらぬ副作用を未然に防ぐことができます。鼻づまり対策として併用可能な同種薬の希望することは問題ありません。薬の飲みあわせに関しても、自分の今の環境や生活習慣も考慮に入れて薬の選択ができるようにしておきたいですね。
  • 薬は効果をしっかりと引き出しながら、できるだけ副作用を抑えることが大切です。使用法・用量、飲み合わせに十分注意し服用してください
  • 専門家の皆様へ。薬の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください
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