肌荒れに関する薬

薬剤師監修

肌荒れの薬の上手な選び方・使い方

肌荒れに対処する方法としては大きく3つのアプローチがあります。一つ目は化粧品を見直すことです。自分の肌質に合わせたクレンジングや化粧水を使用することになって改善が見込める場合があります。それでも治らない場合は、肌荒れに関する塗り薬を使用します。ニキビやシミなど肌のあるポイントだけを集中的に治療したい場合は、この塗り薬が効果的です。最後に乾燥肌による赤みや、顔全体に広がるニキビなど肌荒れを治したい場合は、飲み薬で根本的な解決を目指します。

この飲み薬にもいくつかのタイプがあります。一つ目はビタミン剤です。主にビタミンBやビタミンCの摂取が肌には効果があると言われています。日々の生活の中で、野菜をあまり食べられていないなど、栄養バランスが崩れていると感じる場合はビタミン剤で改善が見込めます。その他には肌トラブル別の専門の飲み薬も存在します。例えば、繰り返しできるニキビに悩んでいる場合は、アクネ菌に働き、肌のターンオーバーを促すような薬となります。またシミやそばかすの場合は、メラミンの増殖を抑え、肌を強くする成分を含んでいる薬もあります。このように、自分が今抱えている肌荒れの種類に合わせて、最適な方法を検討すると、効果が出やすくなっています。

肌荒れの薬の副作用と注意点

肌荒れの薬で注意したいのは、「塗りすぎ」や「飲みすぎ」です。早く治したいという気持ちから、一日の上限以上に使用してしまうケースがありますが、これは治るどころか副作用が出やすくなるリスクがあります。まず塗りすぎですが、必要以上に肌トラブルに関する抗生物質を与えることで、肌自体が持つ免疫機能が低下する可能性があります。そうなると肌が弱ってしまい、今までは問題がなかった刺激でも肌荒れしてしまう場合があります。また薬を多く塗ることで、肌荒れが著しく改善することはほとんどないと言われています。よって必ず定められた範囲で使用してください。

また飲み薬はさらに注意が必要です。一般的にトラブルが起こりにくいといわれているビタミン剤でも、摂取しすぎると、お腹を下す場合があります。またニキビやシミに特化した薬は、成分を強くすることで、即効性をもって肌荒れを改善させるタイプもあります。よって肌荒れは治ったとしても、めまいや頭痛、胃腸のトラブルなど体の他の部分に不調をきたすリスクがあるのです。

このように市販の薬で治療を行う場合は、使用上の注意をしっかり読んだうえで摂取し、病院で処方された薬の場合は、医師の指示に従って使用するよう心がけてください。

肌荒れの薬の飲み合わせ

また飲み薬を使用する上では、もう一つ注意すべきポイントがあります。それは薬の飲み合わせです。肌荒れの薬の中には、ステロイドなど強力な作用を持つ薬も存在します。肌荒れやニキビなどの炎症を抑える目的で処方されるステロイドは、その効果も大きく、人によっては数日で肌荒れが改善するケースもあります。その一方でその薬の成分は、体全体にいきわたり、頭痛や腹痛、めまいといった予期せぬ症状として現れることもあります。もし他の薬を併せて内服していたとすると、そのリスクは膨らみます。またせっかく肌荒れに効果があるステロイドですが、飲み合わせの悪い薬と共に使用したことで、さらに肌荒れの症状が悪化したという事例もあります。

またステロイド剤など強力な成分が含まれていない場合でも、薬同士の成分の組み合わせが悪ければ、薬が効きすぎてしまい、肌荒れの悪化やその他の不調に直結してしまいます。こういった飲み合わせの判断は一般の人には難しくなるため、異なる目的で複数の飲み薬を使用する場合は、必ず医師や薬剤師などの専門家の意見を聞き、その指示に従うようにしてください。特にドラッグストアなどで購入した薬でも、飲み合わせによるトラブルは発生するため注意が必要です。
  • 薬は効果をしっかりと引き出しながら、できるだけ副作用を抑えることが大切です。使用法・用量、飲み合わせに十分注意し服用してください
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