食欲不振に関する薬

薬剤師監修

食欲不振の薬の上手な選び方・使い方

食欲不振に陥ったときに頼りにしているのが胃薬ではないでしょうか。確かに胃薬は食欲不振を解消するのに役立ちます。しかし、胃薬であれば、どれを服用しても効果があるというわけではないのです。

胃薬は3種類の薬が存在します。まず一つが胃を健康にする薬、二つ目が消化を促す薬、三つ目が胃酸を抑える薬です。3種類の薬はそれぞれ効果が違っています。胃を健康にする薬は食欲の増進と消化不良の改善に効果があります。消化を促す薬は消化を助けてくれる役割を果たしてくれるので、胃もたれに効果があります。胃痛や空腹によってムカムカするような場合には胃酸を抑える薬の胃酸を抑えてくれる働きが役に立つでしょう。

早く治してしまいたい場合には効果的な薬で対処してしまう方がよいと言えます。例えば食欲の不振を解消したい場合であれば食欲増進の効果が含まれている胃を健康にする薬を選んで服用するのが、上手な選び方であります。食欲不振の解消を目的としているにも関わらず、胃痛を解消してくれる胃酸を抑える薬を選択して服用しても早期の治療にはなりません。それどころか食欲の不振を解消してくれる効果がないような薬を飲んでいる分、回復は遅くなります。スッキリ治らないことで私生活に支障をきたす場合もあるので、状況にあった薬を選びましょう。

食欲不振の薬の副作用と注意点

食欲の不振を解消してくれる役割がある胃薬ですが、注意しておくべき点があります。それが重大な病気を隠してしまう場合があるという問題です。胃酸を抑えるような薬を服用していれば胃痛や胃もたれを解消してくれます。それは一見すれば良いことであるように感じます。もちろん良い効果でもあるのですが、胃潰瘍であったり早期の胃がんといったような命に関わる重大な疾患の症状を発見できなくなるような事態を引き起こしてしまう場合があるのです。

そういった事態を防いでおくためにも薬を服用する場合は病院で丁寧な診察を受けておくことが重要です。また市販の薬を服用している場合で、なかなか症状が治まらないときや一度治まってもぶり返してしまうといった酷い状態にあるときにも医療機関での細部への調査を願い出ることをオススメします。

他にも持病を患っていて既に別の薬を服用している場合や市販の薬で頭痛に効く薬や花粉症を抑える薬などを服用している場合には必ず担当医やかかりつけの医師に相談するようにしましょう。合わせて飲むことによって副作用を伴ってしまうことがあるので、そのリスクを解消するために大切なことなのです。どのような薬は併用してよいのかを確認しておけば安心して治療に専念できるでしょう。

食欲不振の薬の飲み合わせ

抗生物質には胃薬と相性が悪い成分が含まれています。相性の悪い成分の含んでいる薬同士を合わせて飲んでしまうことで、抗生物質の作用が弱まってしまうのです。

また鼻炎の薬と胃薬との飲み合わせも避けた方がよいでしょう。鼻炎の薬に含まれている成分と胃薬に含まれている鎮痛の成分には同じ作用があるのです。そのため合わせて飲んでしまうと、口が渇きすぎるといった症状や便秘を引き起こしてしまう場合がありますので、注意が必要になってきます。

他にもジュース類であれば果汁に含まれる酸性が制酸性の作用を弱めてしまったり、グレープフルーツに含まれている物質が薬の作用を強めてしまうこともあります。コーヒーや紅茶に含まれるカフェインは合わせて飲んでしまうことで頭痛の副作用を引き起こしてしまうケースもありますので、薬との飲み合わせは避けるようにしてください。また食欲不振を治す薬を服用するときには、お酒を合わせて飲んでしまうのは避けておいた方が安心です。お酒は薬の作用を強めてしまうことがあり、副作用で別の病気が発症することもあるからです。

飲み合わせても大丈夫な薬や飲み物はありますが、扱い方を間違えるだけで薬が毒へと変化を遂げてしまうので十分に注意をしておくことが大事になってきます。
  • 薬は効果をしっかりと引き出しながら、できるだけ副作用を抑えることが大切です。使用法・用量、飲み合わせに十分注意し服用してください
  • 専門家の皆様へ。薬の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください
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