胸焼けに関する薬

薬剤師監修

胸焼けの薬の上手な選び方・使い方

胸焼けをおこしている時に使う薬の選び方はその時の胸焼けの原因や重症度にもよりますが軽度の場合にはH2ブロッカーという強い胃酸を抑える役割の薬を選択するのが基本的な選択になります。H2ブロッカーが配合されている薬にはファモチジン、ラニチジン、ニザチジン、ロキサチジン、シメチジンなどがありこの薬を服用することで強い胃酸を抑えてげっぷなどで胃酸が食道などへ上がってくるのを防いでくれています。

服用に関しての主な注意点は市販薬の場合には1日に2回までとなっているものが多く対象年齢も15歳以上というものが殆どで小児が飲めるタイプはロキサチジンで医療用のものとなります。

H2ブロッカーの服用時にはこのタイプの薬だけで効果は期待できますが、胃の粘膜の保護を目的とした薬を飲むことで更に万全のスタイルになると言えます。

一方で症状がかなり軽度であったり、薬そのものが苦手な方、あるいは妊婦さんや授乳中の方には安中散含有の胃腸薬や制酸剤や消化剤を配合した胃腸薬が漢方系の薬なのでH2ブロッカーに比べると効き目が緩やかで時間もかかりますが服用でききる薬になります。胸焼けの症状や重度、服用時の状態によってこのような選択ができます。

胸焼けの薬の副作用と注意点

胸焼けに対して効果が期待できるH2ブロッカーですが、胃腸の薬の中でも特殊な部類に属するだけに副作用に関しての危険性はないものだとは言えないのが現状です。一般的に胃腸などの消化器系の副作用が多いのですが、特に重篤な副作用としては、H2ブロッカーは心臓にある心筋にあるH2受容体にも作用するので非常にまれなケースですが、心臓関連の副作用も報告されていますので心臓疾患のある人は服用に関しては医師に相談をするべきです。

一般的な副作用はH2ブロッカーの働きである胃の粘膜からの胃酸の分泌を抑えることで、胃酸過多の人が飲むわけですから大抵は丁度良い胃酸の量になり問題はないのですが胃酸が少なくなりすぎてしまうケースも否定はできません。このような状態になってしまうと食べ物が消化されない状態で腸に送られてしまったり消化器内で食物が腐敗をしてしまうなどの状態になり、腹痛や下痢、胸焼けの悪化などの副作用の危険性があります。

H2ブロッカーの種類にも関係しますが男性ホルモンに影響してしまう事があり性欲の減退や勃起不全などの副作用がでることがあります。

一般的に医師に相談をしたり診察を受けると心臓病の人は飲むことを止められますし、最も多い胃腸の副作用に対しては胃の粘膜保護をする薬が一緒に処方されるケースが多くなります。

胸焼けの薬の飲み合わせ

H2ブロッカーは他の薬と比べてもあまり飲みあわせの問題がある薬ではありませんが、H2ブロッカーの種類によっては飲みあわせによって悪い効果が出るケースもあります。医師から処方された薬であれば良い意味での飲みあわせということでの相乗効果が期待できますし、H2ブロッカーの場合には胃の粘膜の保護などの薬を飲むことで副作用の危険性を減らす効果などが期待できますが、市販薬を購入する時には他の薬との飲みあわせを考えるにはH2ブロッカーの中でも有効成分は何かを理解する必要があります。

H2ブロッカーの中にはいくつかの種類があると説明しましたがその中のシメチジンという薬があります。この薬は歴史が古い事もあり臨床試験のデータも多くあるので現在でも利用されているH2ブロッカーのひとつになりますが、この薬には他の薬との飲みあわせの問題が存在ます。

シメチジンには薬の分解を邪魔をしてしまい、一緒に服用している薬の血中濃度を過度に上昇させてしまう傾向があります。シメチジンの飲みあわせの問題がある薬は血栓形成予防薬や高血圧の改善に効果のあるベータ遮断薬やカルシウム拮抗薬などは代表的な薬になりますが、比較的飲みあわせによる危険の多いシメチジンを服用する場合にはH2ブロッカーだからと安心する前に他に飲んでいる薬があるのであれば医師や薬剤師などにきちんと相談をする事が薬を安全に利用することになります。
  • 薬は効果をしっかりと引き出しながら、できるだけ副作用を抑えることが大切です。使用法・用量、飲み合わせに十分注意し服用してください
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