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【心理カウンセラー・小高千枝のコラム】vol.6: 職場のコミュニケーション その1 「本当にあの人は忙しいの?」

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「忙しい」ことが美しい日本文化

「日本人は休まないよね。」オランダ人の友人に言われたことがあります。それはもっともなことで、日本人はバカンスを楽しむ文化が無く、休みをとることに抵抗を感じる人種。そして「お忙しい所恐縮ですが」「貧乏暇なし」「お忙しくて何より」と忙しさを“美”として捉えてしまうことも日本の特徴でもあります。

そういった文化の中で育った私たち日本人。皆さんの周りに「忙しい」を口癖にしている人いませんか?周囲からも「大変そうだから何かを頼むことって悪いな。」「誘っても断られそう。」と気を使われてしまうなんてことも。

「忙しい」とは“心”“亡くす”と書きますが「忙しい」が口癖の人の心理はどういう状態なのでしょう。

「忙しい人」と「仕事ができる人」

「忙しい」が口癖の人。黙々と仕事に打ち込み「忙しい」を自ら言わない人。
絶対と言うことは言い切れませんが、自ら「忙しい」を言葉にせず、仕事の取り組み具合から“忙しく見える人”は本当に忙しい人なのだと感じます。
「忙しいが口癖」=「仕事が出来る人」ということではありません。物理的に仕事量が多くても、本当に大切なことや時間を使うべきことには仕事が出来る人は時間を空けます。そして、自ら主張をしなくても周囲が理解しているものです。

では、「忙しい」という口癖はどういう心理が働いているのでしょう?そこには“自己主張”と“自己防衛心”が潜んでいます。「自分は仕事を任されているから評価して欲しい」という欲求と、本当に大変な仕事を任されることへの抵抗感(結果を出せるか不安)から「自分の領域に入らないで欲しい」と言う防衛。

また、「忙しい」が口癖の人は、他者評価を気にするあまりに「NO」が言えず、本当は断るべき仕事も沢山抱えてしまっている傾向があります。反対に「仕事ができる人」は、「NO」が言える人。“自分しかできない”“自分だからこそできる”仕事に取り組んでいます。

デスクを見れば…

皆さんの職場のデスクやご自宅の様子はいかがでしょうか?

私のサロンにご相談にいらっしゃるクライエントさまの大半の方に“お部屋の状態”を伺うことがあります。部屋や家は自分の心が反映されるものだと言われています。職場の場合、デスクを見れば一目瞭然。「仕事ができる人」「本当に忙しい人」は、心と頭の中の整理ができているためその心理状態がデスクにも反映。整理整頓ができている美しいデスクである傾向があります。作業効率があがる環境を常に整え、段取りを考えて仕事に取り掛かっているため、緊急事態、トラブルが発生しても乱されることなく対応をし、解決すると自然な流れで元の作業に戻れます。

環境も心も整える

「忙しい」が口癖の人が自分の身の回りの整理整頓をし、仕事に集中できる環境を整えてから仕事に取り組むと…“心”を“亡くす”ことなく自分の軸をしっかりと持て、「忙しい」という発言が減るかもしれませんね。

~心理カウンセラー:小高 千枝~
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小高 千枝Odaka Chie

幼稚園教諭、秘書、キャリアカウンセラーを経験。 サポート的業務において「人間」の心に携わる仕事への魅力を感じる。 自身の経験から同世代の女性の気持ちに寄り添うカウンセリングを中心にストレス社会で生きる現代人の「心の免疫力」を高めるためのセッションを提供。 会った瞬間に信頼関係が築ける話がしやすい空気感と、ご相談者それぞれのペースに合わせ無理強いすることなく問題解決に導くカウンセリングは男女問わず信頼を得ており、臨床経験が豊富。 メンタルケアサロン~ピュアラル代表カウンセラー。
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