【産婦人科医の妊活コラム】Vol.8: あなたの妊活知識をチェック!

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医師:樽井 智子

妊活知識チェック!

日本では、現在、実に6~7組に1組のカップルが不妊に悩んでいると言われていますが、この背景には、男女共に、生殖に関する知識不足があると言えます。

このコラムを読んでいる皆さんの妊活に関する知識は、どのくらいでしょうか?
ここで力試しをしてみましょう。

次の13の質問は、最近イギリスの研究者によって行われた、一般の人々の生殖に関する知識についての調査[※1]で使われたものと、ほぼ同じものです。

それぞれ
・正しい(○)
・間違い(×)
・分からない(?)

の3択で答えて下さい。

13個の質問に答えてみましょう!

1.女性は36歳を過ぎると妊娠し難くなる。

2.避妊せずに1年間夫婦生活を持ったカップルが、1年経っても妊娠に至らない場合、不妊症という。

3.喫煙は女性の生殖能力を低下させる。

4.喫煙は男性の生殖能力を低下させる。

5.カップルの10組に1組以上が不妊である。

6.精子がつくられていれば、その男性は生殖可能である。

7.現代の40歳代の女性は、30歳代のころと同じように妊娠できるようになってきた。

8.健康的な生活を送っていれば、妊孕力(妊娠する力)を維持できる。

9.男性が思春期以降におたふくかぜにかかると、将来不妊症になる可能性が高くなる。

10.生理がまったくない女性でも妊娠できる。

11.標準体重より13kg以上重い、肥満の女性は妊娠し難い。

12.男性は、勃起できれば、妊孕力(妊娠させる力)がある。

13.性行為感染症にかかると、妊孕力(妊娠する力)低下することがある。

答え合わせ

1.女性は36歳を過ぎると妊娠し難くなる。→ ○

2.避妊せずに1年間夫婦生活を持ったカップルが、1年経っても妊娠に至らない場合、不妊症という。→ ○

3.喫煙は女性の生殖能力を低下させる。→ ○

4.喫煙は男性の生殖能力を低下させる。→ ○

5.カップルの10組に1組以上が不妊である。→ ○

6.精子がつくられていれば、その男性は生殖可能である。→ ×

7.現代の40歳代の女性は、30歳代のころと同じように妊娠できるようになってきた。→ ×

8.健康的な生活を送っていれば、妊孕力(妊娠する力)を維持できる。→ ×

9.男性が思春期以降におたふくかぜにかかると、将来不妊症になる可能性が高くなる。→ ○

10.生理がまったくない女性でも妊娠できる。→ ×

11.標準体重より13kg以上重い、肥満の女性は妊娠し難い。→ ○

12.男性は、勃起できれば、妊孕力(妊娠させる力)がある。→ ×

13.性行為感染症にかかると、妊孕力(妊娠する力)低下することがある。→ ○

日本人は、他国と比べて妊活知識が低い


【図:生殖に関する正しい知識をどれだけ持っているか? ※】

世界各国の方に、皆さんに答えてもらったものと同じ質問に答えてもらった結果が、上の図です。この調査では、世界の平均の正答率は56.9%、男性は46.2%、女性は59.1%でしたが、残念ながら、日本人は、男女共に正答率が40%以下と、先進諸国の中では最低という結果となりました。

さて、皆さんは、どのくらい正解できたでしょうか? 妊活をしていく上で、正しい知識を持つ事はとても大切です。このコラムでも、妊活を考えている皆さんに、正しい情報・知識をどんどん伝えていきたいと思っています。

~医師:樽井 智子~


※Bunting L, Tsibulsky I, Boivin J. Fertility knowledge and beliefs about fertility treatment: findings from the International Fertility Decision-making Study. Hum Reprod. 2013;28(2):385–397. doi:10.1093/humrep/des402.

樽井 智子Tomoko Kaneko-Tarui, M.D., Ph.D.

1971年生まれ、産婦人科専門医。医学博士。元ハーバード大学医学部・マサチューセッツ総合病院産婦人科講師。
2015年4月より、『事実に基づいた妊活に関する正しい情報を分かりやすく伝えていく』をテーマに、オンライン講座『樽井智子の妊活講座』を開講し、心身を健康にする妊活指導を行っている。
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