出血性ショックしゅっけつせいしょっく

カテゴリ
外傷
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

医師監修

出血性ショックとは

出血性ショックとは、何らかの原因によって大量の出血を起こしたときに、内臓機能を維持するための血液量を保つことができなくなってしまう状態のことを言います。命の危険性を伴いますので、早急な処置が求められます。

出血性ショックの症状

出血性ショックの主だった症状には、初期段階において脈拍が高くなることをはじめとして、発汗、体色が青白く変化する、身体の表面が冷たくなるなどがあります。
  
その後、血圧が下がりはじめ、時間の経過とともに、意識がはっきりしない混濁状態、呼吸の数が早くなる呼吸速迫などに進み、さらには、意識を失い眠ったような状態になる昏睡を招きます。
  
出血性ショックは時間を経て進行して行くことが特徴となっており、突然昏睡まで進むことはありません。しかし、適切な処置が行われない状態が続くと命の危険があるため、できる限り早期の段階で治療を開始することが求められます。

出血性ショックの原因

出血性ショックは、受傷など何らかの要因によって血液が流出したり、極度の脱水状態に陥ったりなどした場合に、体内の血液が大量に失われることによって引き起こされます。心臓の機能が急激に落ち込むことによって起こる、心源性の出血性ショックも存在し、このケースであると疑われる場合には、より速やかな処置が必要となります。
  
ショックを起こす程度の血液の減少量は、全血液量の20%程度が失われたときであると定義されており、外傷などで大量の出血が認められた場合などには、応急処置での止血を試みた上、速やかな救急搬送が求められています。

出血性ショックの治療法

出血性ショックを予防する方法は、特にありません。万が一、ショックを起こすほどの大量の出血を認めた場合には、速やかに病院への搬送を行います。
  
他の疾病などが要因となって、外見からは出血が認められない場合、出血性ショックを起こす代表的な兆候として、脈拍の明らかな増加や顔色の変化などが挙げられますので、これを確認した場合には、早急に対応を取らなくてはなりません。この症状を起こした際の治療の手段には、傷口の止血、輸血などが挙げられます。
  • このコーナーは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
  • 専門家の皆様へ。病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください

出血性ショックに関するコラム