頭蓋底骨折ずがいていこっせつ

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外傷
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医師監修

頭蓋底骨折とは

頭蓋底骨折とは、頭蓋骨の底部で起こる骨折のことです。頭蓋骨の底部には脳を包んでいる髄膜があり、それが破れてしまうことでさまざまな障害が出てきます。また、脳神経が通っている場所でもあり、それが傷つくことで麻痺を起こすこともあります。

頭蓋底骨折の症状

頭蓋底骨折の症状は、主に以下の3つがあげられます。
・鼻や耳からの脳脊髄液の漏れ
・痛みや脳損傷の症状
・目の周りや耳の後ろの黒い溢血斑(バトルサイン)
  
脳脊髄液の漏れは、鼻や耳から出る液のことです。透明な場合も鼻血などに似ている場合もありますが、いずれもさらさらとしているのが特徴です。この症状が起きているときは、しばらくは安静が必要です。
  
また、骨折により出血が鼓膜の裏側にたまることがあります。鼓膜が破れると耳から出血します。バトルサインは頭蓋底の骨折をあらわす重要なサインの1つです。その他に、脳神経の障害として、運動麻痺や視力障害、聴覚障害、嗅覚障害などを起こす場合があります。髄膜炎などを起こすこともあります。

頭蓋底骨折の原因

頭蓋底骨折の原因は、頭蓋骨の底部への強い衝撃があげられます。事故などにより、外傷を受けることで起こります。
また、それにより髄膜が破れると、鼻や耳から脳脊髄液が漏れ出てきます。脳脊髄液が出てきたら、それが止まるまでは安静が必要です。ほとんどは1週間以内で止まりますが、もし止まらない場合は手術などの処置が必要になります。
  
また、頭蓋底には多くの孔があり、そこに内臓などにつながる脳神経があります。骨折によりその神経が傷ついたり圧迫されたりすることで、さまざまな障害が発生します。

頭蓋底骨折の治療法

頭蓋底骨折の予防は、怪我を避けることです。交通事故やスポーツなどの事故で起こることがあるので、安全を十分に確認するようにします。また、小児は運動能力が未発達のため、転倒しやすくなっているので注意が必要です。
  
ちょっとした頭部の衝撃が、重篤な症状を引き起こすこともあるので、注意するようにしましょう。嘔吐した場合、鼻や耳から液が漏れている場合、意識障害がある場合は早急に医療機関へ連絡します。また、軽症と思われるものでも、早めに医療機関で診てもらうと安心です。
治療の際は安静にし、脳脊髄液を抜き取る治療などを行うこともあります。頭蓋底骨折は基本的には入院が必要です。
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