腹部外傷ふくぶがいしょう

カテゴリ
外傷
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医師監修

腹部外傷とは

腹部外傷とは、交通事故や転落事故などにより腹部に外傷が発生することを言います。腹部の外傷には、打ち身による鈍的外傷と、刃物など鋭利な物によって切ったり刺されたような鋭的外傷に分かれます。どちらの外傷かによって、症状も変わってきますが、腹部には多くの内臓があるために内臓にまで影響を及ぼす可能性もあるので注意が必要です。

腹部外傷の症状

腹部外傷の症状として、まず表れるものが腹痛です。外傷には腹部を強打した場合の打ち身傷と、鋭利な刃物などで切ったり刺された場合の切り傷がありますが、打ち身の場合は外傷部が青くアザになったり内出血を起こします。鋭的外傷の場合には、多くの出血が見られます。出血は血管損傷の場合や、内臓において肝臓や脾臓まで傷が至り、実質臓器損傷による場合があります。
内臓に穴が開き、出血したり腹膜炎の症状を起こすこともあります。
そのほかに、血圧低下や嘔吐、顔色の青ざめや貧血、ショック症状なども起こります。重体の場合には死に至る危険もあり、すぐに救急車を呼ぶことが必要です。
また転落などの場合には、落ちた時に圧痛を起こすこともあります。

腹部外傷の原因

腹部外傷の原因として、交通事故や転落事故、転倒などの事故による物、また暴力や犯罪が絡んだ事件性のある物などが挙げられます。
腹部の鋭的外傷の場合は、暴力であったり傷害事件や殺人事件など、他人からの暴行によって起こる可能性が高いです。自殺未遂などもあります。
また幼児の場合には、スポーツ外傷や虐待などが原因となって起こることがあります。運動をしている最中に誤って高所から滑り落ちたり、鉄棒から転落したり、誤ってボールを腹部で受け止めてしまった場合など、さまざまなケースがあります。虐待においては腹部に暴行を受けて鈍的外傷が起きてしまい、体も小さいために受けたダメージも大きく、内臓まで傷が至ることもあります。

腹部外傷の治療法

腹部外傷の予防対策として、常日頃から身の回りに注意して行動することが大切です。
交通事故や転落事故など、不慮の事故に遭わないためにも、車の運転や自転車での移動、スポーツ時には体調などにも気を付けてルールを守ることがまず基本です。薬を服用しての運転やスポーツなども控えるほうが良いでしょう。
また幼児の虐待に関しては、周囲の人が周りの子供に対して気配りすることも予防につながります。おかしいと思った場合には、市の施設や警察などにすぐに連絡するようにしましょう。
身の回りの危険から身を守り、何かあったときにはすぐに救急車を呼びましょう。
  • このコーナーは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
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