トレイに行った際、急に自分の尿が「臭い…」と感じたら病気のサインかもしれません。

 

毎回自分の尿の状態を確認している人は少ないと思いますが、健康のバロメーターの一つでもあるので、尿の異常に気付いたら早めの受診をおすすめします。

 

今回は、急に尿が臭くなった原因・病院へ行く判断基準・治療法を、医師の坂元先生に解説していただきました。

 

目次

 

 

急に尿が臭くなった原因は?

腎臓の病気 

 

腎臓は体の中にある老廃物を尿の形で排泄するという大切な役割があります。そのため、腎臓に何か病気があると尿に異常が現れることもあります。

普段あまり気にすることがない尿ですが、実は病気のサインが隠れていることがあります。

 

感染症

健康的な人の尿は薄い黄色で無臭と言われていますが、体の中に何かの病気があると臭いニオイがすることがあります。

 

臭い尿で代表的なものに「アンモニア臭」と呼ばれるものがあります。このような臭いがする場合には膀胱炎などなんらかの感染症を起こしている可能性があります。

 

感染症を発生している場合には尿の臭いだけでなく、発熱・排尿時痛・排尿時の違和感、残尿感などが見られる場合もあります。

 

糖尿病

糖尿病になると尿の中に糖がでてくるようになりますが、基本的にはごく少量なので臭いとして感じることは稀です。

 

ただ、尿中に出ている糖分の量が多いと甘い臭いとして感じることもあるので、このような場合には医療機関で相談して見ると良いでしょう。

 

新生児に見られる病気

稀な病気としてはメープルシロップの臭いがするメープルシロップ尿症、カビ臭いニオイがするフェニルケトン尿症があります。これらはいずれも基本的には新生児期に発見される病気になります。

 

 

尿の異常の判断基準

トイレが臭い

 

尿の臭い

健康な人の尿は薄い黄色で無臭です。

 

何か普段と違う臭いがする場合やいつもと尿の色が違うような場合は、慌てて救急外来に行く必要はありませんが、一度医療機関で相談して見ると良いでしょう。

 

尿の色

赤く濁っているような場合には、急性腎炎やがんの可能性があります。

 

尿が泡立つ

尿の中にタンパク質が出ている可能性があります。健康な人でも運動後や熱がある場合などにはタンパク質が出ていることがあります。

 

一度くらいであればあまり心配はいりませんが、続くようであればこちらも医療機関を受診すると良いでしょう。

 

 

尿の臭いの異常の検査・治療内容

尿検査

 

専門科目 

尿の臭いが気になった場合には、まずは内科もしくは泌尿器科を受診すると良いでしょう

 

検査内容 

考えられる病気によって検査の内容は異なりますが、まず必ず行うのは尿検査になります。

 

症状によっては追加で血液検査を行ったり、超音波検査で腎臓を見る場合もあります。

 

治療内容 

臭いの原因によってこちらも異なりますが、膀胱炎などの尿路感染症が原因の場合には、抗生剤で治療することになります。

 

 

最後に坂元先生から一言

トイレを流す

 

普段、自分の尿を気にすることはないと思いますが、自分の尿を流す前に少しだけ注意を払って見てみるのも良いと思います。

 

また、実際に臭いを感じたり色の変化に気付くことはなくても、尿の中にはごくごく初期の異常が起きている場合があります(タンパク質や糖、血液が混ざったりなど)。

 

健康診断には基本的に尿検査が含まれていると思いますので、定期健診を受けると同時に、その結果についても気をつけて見るようにしましょう。