ペットのてんかん発作

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医師監修

ペットのてんかん発作とは

てんかん発作とは、神経細胞の異常興奮に伴う繰り返し起こる神経発作を指します。脳の中で規則正しく流れている微量の電気リズムは、神経細胞が正常な場合はショートを起こしている神経回路まで広がらないようになっています。しかし、ペットの環境や体調が変化することで、でショートを起こしている神経回路まで広がってしまうことでてんかん発作が起こります。

てんかんの症状がみられた場合、どのようなタイプなのかを見極めるために発作の際になにをしていたか、どのように始まったか、意識の状態や回復までの時間、発作の予兆として参考のために普段とは違う行動をとっていたかなどの情報が有用になります。
多くの場合短時間で症状が消失しますが、発作が10分以上に渡る場合(重積)には命に関わる可能性もある為病院へ連れていく必要があります。

ペットのてんかん発作の症状

部分的な痙攣や意識がある状態の部分発作、意識消失を伴って全身に痙攣が起こる全般発作があります。
痙攣もぴくぴくと小刻みに引き起こされるものだけではなく、身体をのけぞらせる、奇声をあげる、四肢の激しいけいれんなど、バリエーションが多いのも特徴です。

てんかん発作は繰り返し起こるものですが、その頻度は個体により差があり、1日に複数回起こる~数週間に1回など多様です。

ペットのてんかん発作の原因

原因は脳腫瘍や脳炎、先天性の奇形、外傷などの頭蓋内に画像診断上確認できる異常に伴って生じるもの(症候性てんかん)と、確認できないが症状のみあるもの(特発性てんかん)に分類されます。

ペットのてんかん発作の予防/治療法

発症は先天的な原因、事故などの後天的な原因の2つがありどちらも予防することは困難ですが、脳神経の異常に起こるので、どのような症状が出るか、どのくらいの頻度で起こるか、という情報を集める事が症状の悪化を防ぎ緩和へ繋げる手掛かりになります。

てんかん発作を診断するには、MRIを使った頭蓋内の評価が必要です。原則的には発作の原因に基づいて治療を行います。原因がはっきりしている脳腫瘍等であれば外科的な手術が治療方法として挙げられます。
てんかん発作の治療は、抗てんかん薬を用いて神経細胞の興奮を抑えるという対処療法です。これは体に負荷がかかる発作の頻度を下げることを目標とし、目安の頻度は1カ月に1回以下とします。抗てんかん薬の内服を続けることで症状がコントロールされ、QOLを維持できるケースも多くあります。
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