猫の腎臓の腫瘍

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医師監修

猫の腎臓の腫瘍とは

猫での腎臓の腫瘍はリンパ腫が中心となります。これは、猫白血病ウイルスの感染との関連が指摘されています。その他にも悪性腫瘍である移行上皮がん、腎細胞がんが見られ、いずれも中高齢の猫に発生します。
腹部の腫れ、食欲不振や元気がなくなる、水分摂取が増え尿量も増量するといった腎機能低下に伴う症状が起こります。病状が進行し胃や腸など周辺臓器に転移した場合は、下痢や嘔吐といった全身症状が現れる場合もあります。
治療方法は外科手術や化学療法が挙げられますが腫瘍の種類によって異なるため、組織生検や細胞診に基づいて判断されるのが基本になります。

猫の腎臓の腫瘍の症状

猫は腎臓の腫瘍ができることはあまり多くありませんが、発症した場合はほとんどが悪性リンパ腫の血液のがんです。腎臓の腫瘍は両方の腎臓にできることもあり、おなかを触ったとき腎臓の腫大に伴う腹部の腫れで気づく場合もあります。この場合は胃や腸にも転移し場合多いようです。胃や腸に転移している場合は、下痢をしたり、吐いてしまうなどの症状が出ることがあります。
他の主な症状は、元気がなくなる、寝ることが多くなる、食欲が落ちて熱が出ることもあります。
また、体中の老廃物や余分な水分を排泄されたり、体液を一定の量を保つようにする機関が腎臓なので、腎臓の機能が落ちてしまうと、尿として排出する老廃物の量が減ってしまうことで、体内に残った老廃物を何とか排出しようとさらに尿を作り出そうとするので、大量に水を飲んでしまい、尿がたくさん出るという多飲多尿の症状が起きます。この多飲多尿の症状は、腎臓の疾患でよくみられます。

猫の腎臓の腫瘍の原因

猫の腎臓のリンパ腫については、猫白血病ウイルスへの感染が原因のひとつとして考えられています。その他の種類の腎臓の腫瘍については原因は不明です。

猫の腎臓の腫瘍の予防/治療法

猫の腎臓の腫瘍の多くが悪性リンパ腫でこれを防ぐためには、原因となる猫白血病ウイルスに感染しないように定期的にワクチンの接種を行うことが重要となります。また猫白血病ウイルスに感染したことのある猫であれば毎日の生活での変化を見逃さないようにすることも大事です。腹部が腫れている、普段より元気がなかったり下痢やおしっこの回数が増えるなどの変化に気がついたら、早めに獣医に相談し検査することが大切です。

治療方法は外科手術や化学療法が挙げられますが腫瘍の種類によって異なるため、組織生検や細胞診に基づいて判断されるのが基本になります。
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