猫の嘔吐

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医師監修

猫の嘔吐とは

猫が吐くのには単に早食いや、毛玉や異物を飲み込んでしまった事が原因で反射的に起こるものもあれば、病気が原因で起こる場合もあります。
吐物に血液が混じっている場合には重症な潰瘍や悪性の腫瘍がある可能性があります。また、吐物から便臭がする場合には腸閉塞になっている可能性も考えられます。それから、繰り返し何度も吐くようなら、ウイルス性の腸炎にかかっている可能性があります。
このように病気が隠されている嘔吐もあるので、猫の吐き方や、吐物をしっかり観察して、病的なものか生理的なものかを判断する事が大切です。

猫の嘔吐の症状

猫はペットの中でもよく吐く生き物なので、どんな吐き方なのかを飼い主さんが小まめにチェックしてあげることが重要になってきます。
毛の生え代わりの時期でもある、夏と冬の換毛期にはしっかりとブラッシングをしてあげても、グルーミングによってどうしても毛を飲み込んでしまいます。問題がある嘔吐なのかどうか、吐いているものをしっかりと観察してみてください。
毛を吐いているなら特に問題がない場合が多いと言えます。また餌をしっかり計算して食べさせなかったり、少し餌を与え過ぎたことによる嘔吐も問題がないことがほとんどです。
気を付けなければならないのが、吐いたものに血が混ざっていたり、吐きたいのに吐くことができず苦しそうにしているなど、普段とは様子が違った場合です。
猫は我慢強いため、少しの傷みや苦しみでは表現をすることがありません。飼い主さんが日頃からしっかりと様子を見て、少しでもおかしいと感じたら病院に連れていくようにしてください。
また、飼い主さんが吐かせないように努力をすることが大切だということも覚えておきましょう。
そのためには日頃から小まめなブラッシングをして、スキンシップを取るようにしてください。
最近は毛玉ケアの餌も種類が豊富に売っていますので、飼い猫の様子をみて与えることも考えましょう。

猫の嘔吐の原因

うちの猫、最近ちょっと様子が可笑しい。少しでもそんな風に感じたことはありませんか?どうせただの夏バテだろうと、放ったらかしにしてはいませんか?小さなサインも見逃さないで下さい。もしかしたら、腎不全かもしれません。
腎不全は高齢な動物がかかりやすいものと思われがちですが、猫の場合は必ずしもそうではありません。子供でもかかってしまう可能性は充分にあり得ます。ここで腎不全になった際の主な症状をあげておきます。
まず食欲が減退し水分の摂取量が増加します。これは夏バテと勘違いし見逃してしまう方も多いのですが、早期発見のために気をつけて頂きたいポイントです。ご飯は食べないのに水ばかり飲むようになったら要注意です。
次に嘔吐や下痢が増え、尿の量も増えるので我慢できず頻繁に失禁してしまうようになります。血液中に滞り溜まった老廃物を少しでも外に出そうとするためです。中でも嘔吐に関しては、猫は普段から毛玉を吐くので回数が少ないと非常にわかりづらいですが、毛玉ではなく食べたばかりのご飯を未消化のまま吐くようになったら可能性は非常に高いです。食事をガツガツと勢いよく食べてしまう。毛づくろいが多い、などでも嘔吐してしまうことがあります。嘔吐の仕方により原因もまちまちですので普段からの様子をよく見てあげることが大切でしょう。
この他口臭がキツくなったり毛艶が悪くなるのもポイントです。
少しでも当てはまると感じたらお医者さんに相談してみてください。
大切な家族を守るため、早めの行動を心掛けましょう。

猫の嘔吐の予防/治療法

猫は比較的よく嘔吐する動物として知られています。それは毛づくろいによって胃にたまった毛玉を吐くからです。また勢いよくフードを食べた時も吐きます。とはいえ嘔吐は猫もつらいものです。毛が生え変わる春と秋にはこまめにブラッシングをしてあげたり、フードを一気に食べる子には、何回かに分けて与えるなどの工夫が必要です。
しかし中には重篤な病気の場合もあります。尿毒症はその一つです。泌尿器系の病気が進行し、腎臓の働きが低下することで毒素がたまり起こるのが尿毒症です。緊急の治療を要するため、食欲がない、嘔吐を繰り返す、下痢をするなどの症状が出たら、一刻も早く病院に連れて行く必要があります。その他にも、巨大食道症によって食事の度に吐くこともあります。これも食事が胃まで届かないので、栄養が十分に摂取できない危険性があります。まずは病院で診察を受け、食事の与え方を工夫します。また、中毒を起こすことで嘔吐する場合もあります。特に植物に危険なものが多くあります。最も危険なものはユリです。飼育環境にはできれば植物を置かず、安全な猫草を与えましょう。
他にも胃腸炎や腸閉塞、肝臓、膵臓などの病気の可能性もありますが、大事なのは危険な嘔吐を見分けることです。繰り返す、血が混じるなどの時はすぐに病院で診察を受けましょう。
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