猫のチアノーゼ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

医師監修

猫のチアノーゼとは

チアノーゼとは、血中の酸素濃度が欠乏し体表の粘膜部分に色の変化が現れてくる症状です。
猫の場合チアノーゼになると口内(歯茎、舌)の粘膜が青紫色になり、通常ピンクがかった色から変化していることがわかります。
何かしらの原因でチアノーゼになるのですが、主に気管支系の病気、リンパ腫、心臓の病気が挙げられ、呼吸が荒くなったり、咳がでることがあります。猫はまず呼吸が荒くなることはありません。飼い主の方が普段から健康観察してあげることが快方への近道となります。

猫のチアノーゼの症状

チアノーゼとは何らかの原因によって血液の中の酸素量が少なくなり、主に粘膜や皮膚が紫色に変色することです。人間の場合は顔や手足の皮膚の変色によってわかりますが、猫の場合皮膚は毛に覆われているのでわかりません。そこで目や口の粘膜で確認します。口の中の舌や歯ぐき、目の結膜が、白っぽいもしくは青紫色になっていたらチアノーゼのサインです。
猫がチアノーゼになるのには、様々な原因がありますが、心臓病や血液の病気でなることが多いようです。全体からみると割合は少ないですが、先天的な心臓病として、特にファロー四徴症と呼ばれている病気にチアノーゼの症状が顕著にみられます。心臓の異常が4つある病気で、血流が悪く酸素が不足してチアノーゼになります。また、重度の貧血によってもチアノーゼになる可能性があります。貧血の要因としては、ケガや事故で大量に出血したり、病気によって血液中の赤血球や赤血球内のヘモグロビンが減少することでなります。また骨髄の病気でも貧血になる時があります。
外で飼っていたり昼間だけ外に出している猫の場合、ネコ同士のケンカなどで長時間だらだらと出血することがあります。また毒ヘビにかまれたりした場合も、チアノーゼになることがあります。外ネコとして飼う場合は、日頃から様子をチェックしてあげてください。

猫のチアノーゼの原因

チアノーゼとは、舌や唇が青白くなったり、青紫色になる状態のことです。これは動脈の血液中の酸素濃度(酸素飽和度)が低下して血液中の酸素が極端に不足し起こる症状です。

皮膚や口腔粘膜などがチアノーゼになる病気には、慢性気管支炎やアレルギー性気管支炎などの喘息。生まれながらにして心臓の構造に障害がみられる先天性心疾患や心不全などの心臓の病気。猫白血病ウイルスが陽性の若い猫に発症しやすく胸腔の胸腺や縦隔リンパ節に腫瘤ができ、胸水がたまる縦隔型リンパ腫。胸の中に膿がたまる膿胸。肺炎などがあげられます。

上記以外にチアノーゼになる症状の原因として、熱中症(日射病・熱射病)。逆に厳しい寒さにさらされ体温が低下する低体温症。重大なケガによる大量出血や何らかのショックでみられることもあります。また異物を飲み込んだり、猫にとって毒となるチョコレートなどの人間の食べ物を食べることで起こる中毒症状でもチアノーゼ症状はみられます。

もし、皮膚や粘膜に、このような症状が見られたら生命にかかわる緊急事態です。すぐに動物病院へ連れていく必要があります。そうならないためにも、日ごろからの健康管理や状態観察することが大切になります。

猫のチアノーゼの予防/治療法

猫の皮膚や粘膜が青白くなっていたら『チアノーゼ』の疑いがあります!
チアノーゼとは血液の酸素不足によって上記の症状が現れる病気です。また、それらの症状を放置するとショック状態を引き起こし、死に至らす恐ろしい病気の『サイン』です。
*猫がチアノーゼになる原因の病名、症状は以下のとおりです。
熱中症、中毒、心臓の病気、肺炎、出血、低体温症などです。
・原因となりやすい原因の一位は『熱中症』です。これは急激な体温の上昇に伴い、ペットが息苦しそうによだれを垂らすなどの症状をみせます。また、悪化するにつれ、目や口腔粘膜が充血してきます。さらに熱中症が悪化した場合、筋肉の震えや吐血をし始めます。最悪の場合には、呼吸困難により『チアノーゼ』症状が見られます。チアノーゼになると、ショック症状を引き起こし死に至る可能性があります。また、他の原因となる病気も""酸素不足""と関係しています。
・チアノーゼの対策法
呼吸に関連が強いチアノーゼですが、上記の病気を早期に発見し治療を施すことが一番効率の良い予防法となります。
・チアノーゼの治療法
点滴や、酸素マスクなど緊急を要する処置が病院で必要になってきます。また、入院をさせる必要性も否定できません。
  • このコンテンツは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
  • ユーザーの皆様へ:病気や症状について相談したい方は、こちらからご登録をお願いします
  • 専門家の皆様へ:病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください