犬の毛包腫瘍

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医師監修

犬の毛包腫瘍とは

毛包腫瘍とは、毛包上皮腫とも呼ばれ、複数の小さな腫瘍です。これは良性、悪性どちらにもなる可能性があります。一般に犬に発生が多く、猫にはあまり見られません。
毛包腫瘍は、どの年齢でも発生しますが、一般的には中齢期以降によく見られます。
大型犬から小型犬までとても多くの犬種で発生し、どの部位にも腫瘍は発生しますが、多くは背中、頚部、胸部、尾によく発生します。

犬の毛包腫瘍の症状

毛包腫瘍は皮膚に固いコブの様な腫瘍が現れます。大きさは親指大の小さな物から拳くらいの大きさの物があり小さいからと放置しておくと徐々に拡大していくことがあります。
犬自体に痛みや痒み等の自覚症状がない場合も多く、飼い主が犬とのスキンシップの際に腫瘍に気付きます。そしてまれに腫瘍自体に炎症が引き起こされて皮膚が破れて炎症を引き起こすこともあります。多くは背中に発症する場合が多いですが皮膚に触れると固いゴリゴリとした丸い物が手に触れるのが分かります。
腫瘍が破れて出血したり膿が出てきたりする事で痒みや痛みが現れる為に犬は何度も患部を舐めたり噛んだりする仕草も見られます。

犬の毛包腫瘍の原因

毛包腫瘍は、犬が発症する腫瘍の5%を占める病気です。
分類すると毛包上皮腫と毛母腫に分けられ、どちらも良性の腫瘍であることがほとんどですが、稀に肺やリンパへの転移が速い悪性腫瘍になる場合があるので注意が必要です。
毛包上皮腫・毛母腫ともに、発症の原因については明確になっていません。人間と同じようなメカニズムによって発症している可能性もありますが、いつ、どのように発症するのか実証されていないのが現状と言えます。

犬の毛包腫瘍の予防/治療法

毛包腫瘍は皮膚の病気で基本的に良性の腫瘍であることがほとんどです。
腫瘍は小さな物でも次第に大きく成長していくケースも少なくはなく良性のものが悪性の腫瘍に変化する場合もあるので注意が必要です。
今のところ予防法は見つかっていませんが、日頃からスキンシップを図り、ペットの身体に全身に触れることで、早期にしこりや潰瘍を発見し治療を開始できます。治療法は外科的切除手術で完治しますが、手術の麻酔は身体の負担となりますので年齢など考慮しなければなりません。
  • このコーナーは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
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