犬の皮膚組織球腫

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医師監修

犬の皮膚組織球腫とは

皮膚組織球腫は犬特有の皮膚の良性腫瘍です。1~2歳の若い犬によく見られ、雑種よりも純血種によく見られることがわかっており、腫瘍の大きさは1~2cm程度の場合が多いです。

犬の皮膚組織球腫の症状

首や頭などの目立ちやすい部位に出来やすい腫瘍であり、病気を発症した部位の見た目が赤く変化し始めます。
違和感を覚える事は少なく、痛みや痒みなどを感じないというのも特徴の一つです。
腫瘍の成長スピードが早いというのも病気の見分け方の一つで、腫瘍が出来てから数ヶ月経たない内に、腫瘍の大きさが二倍近くなるという症状が出てきます。しかし腫瘍が大きくなるスピードが早いのと同じぐらい、その腫瘍が治るまでの期間も短いです。
通常であれば8週間から12週間程度で腫瘍が消える事が多く、体に特別な害がないが、再発・多発することが多いです。
大きさが1cmから2cmの腫瘍があって、僅かに潰瘍が出来ているという場合でも、その潰瘍の変化で病気を見分ける事が可能です。

犬の皮膚組織球腫の原因

皮膚組織球腫とは、1,2歳の若い犬によくみられる未だに原因がわかっていない腫瘍のことです。他の腫瘍が老犬にみられるのと比べると、珍しい疾患といえます。
出来始めのころは、薄いピンク色で半球型のしこりのように見えます(虫刺されの痕のように見えます)が、やがて濃いピンク色に変色することがあります。患部付近は毛が薄くなり、じゅくじゅくと膿むことがあります。場所としては、主として耳たぶにでき、その他、四肢(特に後ろ足)や首、頭などに発現します。多くの場合、単発の腫瘍としてできますが、多発性の腫瘍としてできることもあります。
徐々に小さくなり、自然消滅します。ただし、他の悪性腫瘍(肥満細胞腫)との判別が困難であるため、病院で細胞検査を行い、調べてもらう必要があります。

犬の皮膚組織球腫の予防/治療法

治療法としては、外科的切除が一般的といえます。コルチコステロイド剤によって縮小・消滅するケースも確認されています。腫れ上がった異物ができるので、心配になるかもしれませんが、悪性の腫瘍ではなく良性の腫瘍なので、それほど心配をする必要はありません。
皮膚組織球腫は、耳の裏や首周り、頭、四肢によく発現しますが、良性腫瘍なので治る速度も速く、気が付かないうちに自然治癒するケースもよくあります。
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