犬の皮内角化上皮腫

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医師監修

犬の皮内角化上皮腫とは

皮内角化上皮腫は若い犬によく見られる皮膚疾患の一種で、虫刺されに似た膨らみが形成されるのが特徴です。
皮内角化上皮腫は良性の皮膚疾患で、別名をアテロームといいます。
皮内角化上皮腫そのものは良性腫瘍の一種なので健康面での問題はありませんが、外観は皮膚上に穴が開いているような状態になるので見栄えが悪くなる欠点があります。また、膨らみが破れて病気に感染してしまう可能性もあります。

犬の皮内角化上皮腫の症状

腫瘍といっても、悪性のものではなく良性のものであるために、健康に支障をきたすということはありません。しかし、あまりにも多い場合には治療することが必要となってきます。
症状としては、特に目立ったものはありませんがかゆみを生じることと、出血が挙げられます。

犬の皮内角化上皮腫の原因

どの犬種でも見られる病気ですが、5歳以下の若い雄犬に多く発症する傾向にあり、中でもゴールデンレトリーバー、ノルウェイジャンエルクハウンド、シーズー、ミニチュアシュナウザーといった特定の犬種では発症率が上昇します。また外科手術によって切除しても再発を繰り返すことがあります。
皮内角化上皮腫の詳しい原因は未だに解明されていませんが、犬の中でも純血種よりも雑種に近い程発症しやすい傾向があります。また、犬にかかるストレスを軽減したり生活環境の清潔を保つことによって症状が和らぐ可能性があります。

犬の皮内角化上皮腫の予防/治療法

皮内角化上皮腫は簡単に言ってしまえば犬に出来やすい両性のニキビであり、原因が不明となっているため予防対策などに関しても特に明確なものは存在していません。ですが、ある程度発症しやすい犬種などは判明していますし、トリマーなどを利用しながら皮膚の状態を常に観察し、皮膚の状態を観察しておくことで早期発見をすることが出来ます。
背中や腹部、顔など位置を問わず発症しますが、犬の体に深刻な害を及ぼす疾患ではありませんので生活に支障がない限りは特別な処置はせず、経過観察となることが多いようです。
そして皮内角化上皮腫の治療方法としては外科的な手術で除去すると言うのが一般的なものとなっています。腫瘍のひとつではありますがそこまで神経質になるものではなく、簡単に除去することが出来るので早期発見と早期対応で予後も良好となっているのが安心できる部分です。
また、病気の進行を予防するための治療方法としては犬のストレスを緩和すること・衛生的な環境を維持することなどである程度症状を落ち着かせることが可能となっているため、手術をするまでの期間に実施することが推奨されています。
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