犬の十二指腸潰瘍

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医師監修

犬の十二指腸潰瘍とは

十二指腸潰瘍は皮膚や粘膜などを覆う組織が損傷することでおきる病気のことです。潰瘍が進行してしまうと穴があいてしまい腸内の体液が腹腔内にもれてしまいます。

症状としては嘔吐や下痢そして腹痛などかあり、十二指腸潰瘍になる原因はストレスや寄生虫からなどがあります。

症状があったらレントゲンや内視鏡検査で診断します。潰瘍があったら薬で改善できる場合もありますが症状によっては外科的な手術をして切除していきます。

犬の十二指腸潰瘍の症状

ペットの十二指腸潰瘍の症状としてみられることが多いのは上腹部痛(じょうふくぶつう) です。ペットが空腹の際に痛みがよくみられ、特に夜に症状がでることが多いです。しかしすべてのペットに上腹部痛がみられるわけではなく、痛みなどが出現しないことも多いです。特に消炎鎮痛薬などの薬が原因となった十二指腸潰瘍は、症状が現れにくくなっています。お腹を触ることで、腹痛を感じているか確かめることができます。また、背中を丸めた姿勢をとるケースも多いです。

また、潰瘍から持続的に出血があると、吐血や下血として症状が現れます。吐血時には胃酸と混じっているため残りかすの様な血の場合が多く、下血の際にはメレナやタール便と呼ばれる黒っぽい便がでます。このような出血の症状が現れた際には、急を要することが多くなるため注意が必要です。

この他、嘔吐や吐き気、むねやけがみられることが多いですが、食欲については強い吐き気があるケースを除けば落ちることは少ないです。

犬の十二指腸潰瘍の原因

十二指腸潰瘍は、小腸の一種である十二指腸が炎症を起こすことによって発症する病気のことを指します。内部的に、小腸を傷つけてしまう場合と事故などによって損傷を起こしてしまい潰瘍となってしまうケースがあります。

発症する原因としては、他の潰瘍から誘発して十二指腸に転移してしまい発症することが挙げられます。他にも、腸の疾患にかかることによって発症してしまうことがあります。

他には、身体的なストレスが原因として発症することもあります。これは、人間の潰瘍と変わらずストレスを感じてしまうと、炎症を起こしてしまうことがあるために発症します。

そして、他の治療で飲んでいる薬によって炎症を起こしてしまい発症することがあります。症状にもよりますが、ステロイドやグルココルチコイド等を服用してしまうと、炎症を起こしやすくなってしまいます。

どれも、飼い主が気をつけることによって予防することが出来るために、毎日のケアが必要になってくるわけです。

犬の十二指腸潰瘍の予防/治療法

犬の十二指腸潰瘍は、身体的なストレスを受けた時や薬の副作用、他の病気が原因で起こりやすくなります。腹痛が見られたり、嘔吐や下痢が続いたり、黒色便、吐血などの症状が見られます。

黒色便や吐血が見られる時は、小腸の一部の十二指腸の粘膜が深く傷ついている可能性があるので、すぐに動物病院に行って診察をしてもらって下さい。病院では血液検査や内視鏡などによる検査を受けられます。

症状が軽い場合は薬を処方してもらえるので、決められた分量と日数を守って服用させてあげるようにして下さい。動物病院では療養食も販売されているので、消化しやすいフードを与えてあげるようにしましょう。

しばらくの間通院をすると症状が改善してきますが、症状が重い時は外科的な手術が必要になる場合もあります。外科的な手術を受けることで、辛い症状が改善することがほとんどです。手術を受けた後はしばらくの間は入院が必要になりますが、最近は体に負担の少ない治療を受けることができます。
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