犬の耳の腫瘍

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医師監修

犬の耳の腫瘍とは

耳の腫瘍は良性と悪性があり、外部からみただけではそれが良性か悪性かという区別はつきません。

原因は特に不明であり、予防法も今のところありません。

耳の外側部分に腫瘍ができた場合は目視での発見もしやすいですが、内部に出来た場合は発見も遅れがちで治療も難しくなります。

この病気に罹ると腫瘍部分から膿や脂状の分泌物がでたり、出血したりといった症状や耳をしきりに気にする素振りがみられるようになります。

その場合は犬の耳の中をよく確認し、外耳道や内耳道に異常がないかどうかチェックしてみる必要があります。

犬の耳の腫瘍の症状

耳の腫瘍が出来た際に痛みや痒みといった症状が表れていると、ペットが耳を何度も触ろうとしたり、頭を振るといった動作を繰り返す様になります。

痒みが強い腫瘍の場合は、ペットが耳を掻き続ける事によって出血を引き起こしてしまい、その傷が原因で腫瘍を大きくしてしまう事も多いです。



イボの様な盛り上がりが次第に大きくなってくるのも症状の一つであり、そのイボに触れようとするだけでペットが嫌がる様になります。

そのイボから出血を繰り返したり、膿や脂などが大量に出てくるというのは、症状が相当進んでしまっている証拠です。



ペットの耳の腫瘍から膿が出ている場合は、耳から異臭がするというのも見逃してはいけない症状であり、ペットの体調が次第に悪化してくる事も珍しくありません。

今まで自分の耳をしきりに触ろうとしていたペットが、身体をぐったりとさせた状態で動かなくなっている時には、腫瘍に膿が溜まる事で発熱を引き起こしている場合もあります。

犬の耳の腫瘍の原因

耳の腫瘍、特に犬が発症する主な原因は、耳の汗腺の一種であるアポクリン腺が腫瘍化したケースがほとんどであり、主に良性と悪性に分けられ、その性質によって呼び名が変わります。良性のものは主に乳頭腫(にゅうとうしゅ)、皮脂腺腫(ひしせんしゅ)、良性耳垢腺腫(りょうせいじこうせんしゅ)、良性繊維腫(りょうせいせんいしゅ)などが挙げられます。。悪性のものには扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)、皮脂腺癌(ひしせんがん)、悪性耳垢腺腫(あくせいじこせんしゅ)、悪性線維腫(あくせいせんいしゅ)などが挙げられます。また、嚢腫の一種である【真珠腫】という病気も原因として挙げられます。
耳の腫瘍の原因の多くは原因不明で発生します。しかし、上記に挙げた真珠腫は、外耳炎や中耳炎と症状を共有して現れます。また、真珠腫を含む良性腫瘍に関しては、外耳道や鼓膜の皮膚における慢性的な炎症が引き金となっている、と考えられています。また、紫外線などの環境や、犬の高齢化が原因となって引き起こされるという指摘もあります。

また、猫の場合は扁平上皮癌が原因で腫瘍ができる場合も多いです。こちらも高齢が指摘されています。

犬の耳の腫瘍の予防/治療法

ペットに耳の腫瘍ができた時、最初にやるべきことは、その腫瘍が良性か悪性かを見極めることです。これには病院で検査をしてもらうことが一番です。悪性の場合には、当然のことながら外科手術にて切除が必要になります。良性の場合には放置しておいても健康上の問題はありませんが、腫瘍があることによって様々な弊害があるので、取り除くに越したことはありません。

そもそも、耳の腫瘍は耳の中にある汗腺であるアポクリン腺にイボ状の出来物ができるわけですが、大きくなると炎症を起こしたり出血したりする可能性があります。大きさによっては耳道が塞がることも考えられるので、ペットにとってないに越したことはありません。確認方法としては、耳の中に異物ができていないかを直接見ることが手っ取り早いです。

ただ、関連する症状として痒みや痛み、耳垢なども発生するので、ペットにその症状が出ていたら早めに検査をしてあげることで早期治療ができるようになります。
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