犬の乾性角膜炎

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

医師監修

犬の乾性角膜炎とは

乾性角膜炎とは、十分な涙液が作られないためドライアイとなり、目やにが多くなったり角膜が充血する病気です。細菌を洗い流すことができないため、細菌に感染する可能性もあります。

原因は、先天性、神経性、自己免疫性、涙腺の炎症などがありますが、多くの場合は突発性とされています。

目の周りに黄色い目やにが溜まっていたり、目が濁っていたり、眼感染症を繰り返す場合は、感染が疑われます。

治療は、人工涙液による角膜の保護のほか、感染症のある場合は、抗生剤の点眼が行われます。

犬の乾性角膜炎の症状

ペットの乾性角膜炎はいわゆるドライ・アイで、目からの分泌物が増えたり角膜表面に色素沈着や傷が見られるのが主な症状です。目の表面はいつも涙に覆われているのが正常な状態ですが、ドライ・アイではこの目の表面の涙がなくなることでいろいろな症状が現れます。

涙の量が少なくなると、まず目やにが多くなって目立つようになります。涙には角膜の表面に付いた異物を自然に洗い流す働きがあるので、涙が少なくなると異物によって角膜の表面に傷ができやすくなります。また十分な涙で目が覆われている時には角膜には光沢がありますが、乾燥することで光沢がなくなり充血が見られます。

眼の表面が慢性的に乾いていると、充血状態が続くために角膜に新生血管が現れたり色素が沈着します。この状態からさらに乾性角膜炎が進行すると、症例によっては角膜の表面全体が血管の色素でいっぱいになり、視力の低下が一気に進んだり、あるいは失明してしまうケースもあります。

犬の乾性角膜炎の原因

乾性角膜炎は、涙液の分泌が少なくなることによって、目の表面が乾き結膜や角膜に炎症が生じてしまいます。

流涙や、羞明、眼瞼けいれんが起こる事が多くなります。涙腺が委縮するので、涙が十分に作れない、または作れなくなってしまいます。

軽度の症状としては、まぶたの周りの痛みや腫れや赤くなったりして、結膜炎や角膜炎のような症状が出ます。そのまま病院に行かずに治療をしないと、慢性化してしまい、常に光沢や透明度がなくなってしまい、結膜は赤くなり、最終的には角膜炎が広範囲になり、黒っぽくなり透明度がなくなってしまいます。

他にも、涙の量は適量でも、涙液の油分や成分に異常があり、涙液が目の表面になく蒸発してしまうこともあります。

乾性角膜炎が起こる原因は、先天性のものと後天性のものに分けられ、後天性には、ウイルスなどの感染によるものや、老齢化によって起こるもの、ぶつけたなどの損傷や、全身性の病気によって引き起こされることがあります。

犬の乾性角膜炎の予防/治療法

乾性角膜炎はいわゆる犬のドライアイのことで、アメリカン・コッカースパニエルやブルドッグなどの犬種によくみられ、小型犬の雌が罹りやすい病気とされています。放っておくと慢性化することがあります。

完治には早期発見がカギとされています。定期的に動物病院などでチェックをおこなうようにすると早期発見につながり、また予防にもたいへん有効です。目の充血や角膜の濁りなど、軽い結膜炎や角膜炎に似た症状がみられる場合は動物病院を受診するようにします。

治療法は対症療法が主で、点眼薬や軟膏が用いられます。目の洗眼をおこなうと治療効果が高まる場合があります。症状が対症療法で改善しない場合は外科手術が行われます。

予防は、目の乾燥を防ぐための加湿器の使用や目の衛生を保つことなどがあげられます。

治療用の目薬や軟膏は1500円から3000円程度で購入することができ、個人輸入やインターネット通信販売などで購入することも可能です。
  • このコンテンツは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
  • ユーザーの皆様へ:病気や症状について相談したい方は、こちらからご登録をお願いします
  • 専門家の皆様へ:病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください