犬の心臓肥大

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医師監修

犬の心臓肥大とは

心臓肥大とは、心臓が普通よりも大きくなった状態を指す病気です。心臓病の中で最も発症率が高く、肥満や高血圧が原因となる場合が多いです。

代表的な症状は咳であり、希に肺水腫や心不全を招く恐れがあります。

治療としては、カロリーや塩分を抑えるといった食事療法を行い、高血圧や肥満といった心臓肥大の原因を取り除くことです。また、ストレスを極力与えないようにすることも大切であり、原因によっては薬物療法や手術を行うことがあります。

犬の心臓肥大の症状

心臓肥大の症状は、心臓のいろいろな箇所に心筋の求心性肥厚が起こることが特徴です。求心性肥厚(きゅうしんせいひこう)の症状が発生している場所によって、左心肥大、右心肥大、両心肥大という3つの症状に分類されています。肥大が発生している場所において、心筋細胞の全体数に変化はありませんが、幅が極端に広くなり、一見して大きくなっていることが確認されます。

また、心肥大が起こっている心臓は、心筋壁が通常の状態に比べて、50パーセント以上も分厚くなっているため、心臓の重量が増加します。ただし、心臓の重量が重くなる症状がでても、心臓の体積自体はあまり変化が見られないため、エックス線検査によって症状を把握することが困難となっています。エックス線検査とともに、心電図検査や心エコー検査を並行して行うことによってはじめて、心臓が肥大している状態が確認されます。

心臓肥大は、症状が心拡張と似ていることから、一見したところ区別が難しいとされています。

犬の心臓肥大の原因

心臓肥大は、犬の心臓病の中でも一番多い病気です。原因としては、食生活がよく挙げられます。高たんぱく質で脂肪の多い食べ物や、塩分過剰摂取を促進させてしまうような食べ物を与えるのは、適切ではありません。

犬には、人のように運動の後、大量の汗をかくための器官がありません。だからこそ、本来塩分はあまり必要のないものなのです。もし塩分などに気を遣わなかった場合、消化の関係上、心臓に無駄な負担をかけてしまうことになりかねないのです。

予防策としては、そのような食事を避けるほか、適当に散歩や運動をさせること、環境などによるストレスを溜めないようにすること、などが挙げられます。発症した場合には、通常よりも大きないびきをかきだしたり、咳こみだしたりする事が多いようです。そのほかにも落ち着きがない、食欲がなくなるなど様々な症状がありますが、いずれも如実な症状ではなく、分かりづらいため、もしも心当たりができたら、早めに病院へ足を運んで、適切な検査を受けるようにしましょう。

犬の心臓肥大の予防/治療法

心臓肥大は、ペットにとっては非常に辛いものなのでペットの苦痛を取り除くためには、素早い対処をしなくてはなりません。最初は、心臓を治療するために効果的な薬や利尿剤などの投与を動物病院でしてもらって、状態が悪化するのを食い止めなければいけません。また、心臓肥大が急激に進んでしまわないように進行のスピードを可能なかぎり抑えて、弱くなっている心臓の活動が活発になるように手助けをしてあげる必要があります。

また、少しでもペットの苦しみを取り除いてあげるために、きちんとした専門家によって処方された漢方薬を使用するといいです。また、予防のために日頃から効果の高いサプリメントを飲ませて、予防に効果的な栄養を補ってあげることで、心臓の機能が低下するリスクを減らし、ペットの心臓が本来もっている機能を強くしてあげることが大事です。

高齢になってから予防のためのサプリを飲ませるよりも、ある程度若い時からそれぞれのペットの体質にあったサプリを飲ませることが効果的です。
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