犬の腎盂腎炎

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医師監修

犬の腎盂腎炎とは

腎盂腎炎とは、細菌が感染し、腎盂、腎臓の実質が炎症を起こしてしまっている状態をいいます。

症状は、発熱、腎臓付近の疼痛、白血球尿、細菌尿などがあります。この病気の恐ろしいところは、容易に敗血症など重篤な疾患につながってしまうところです。犬の腎盂腎炎は、食欲不振や発熱に加え、尿の臭いが強くなったり、尿の回数が増えた場合疑われます。

犬の腎盂腎炎を疑う場合はすぐに動物病院で検査をし、抗生剤の投与を行いましょう。

犬の腎盂腎炎の症状

腎盂腎炎とは尿路に細菌が感染してしまい発症する尿路感染症の一つとされており、腎臓の腎盂に炎症が起き、それによって腎臓の機能不全を起こした状態のことを言います。膀胱炎にかかっている場合も、その細菌が腎臓まで上がってきてしまうと腎盂腎炎に繋がることもあります。犬の腎盂腎炎の場合も人間と同じようなこのようなメカニズムで発症します。どの犬にかかりやすいということはなく、全ての犬に発症の可能性があります。感染直後から1~2日に生じる急性腎盂腎炎の時は発熱、嘔吐、下痢もしくは便秘、著しい食欲の低下といった症状のほか膿汁や血液混じりの尿を多量に何回も排尿します。排尿する際は激しい痛みのために背中を丸め、お腹を触ると痛がります。この時期に適切な治療をされなかったり、治癒しなかった場合は症状があまりない慢性腎盂腎炎に移行します。慢性腎盂腎炎の場合は水を多めに飲む、尿量がやや増える等の気が付かれにくい症状を示します。腎臓自体のダメージは進行しているので、最終的には尿を作る機能が低下し老廃物を体外に出せなくなることで尿毒症という危険な状態に陥ります。

その際の症状や犬の行動としては、元気がない、食欲減退、水をたくさん飲む、尿のにおいが強い、尿の頻度が増える、尿が濁る、腰付近を触ると痛がる・嫌がる、発熱などが挙げられます。

治療法としては投薬で炎症を抑えて症状を和らげてあげるようにします。早めの治療で悪化を最小限に抑えることが出来ます。予防としては細菌感染しない清潔な環境を整え、バランスの良い食事で体力や免疫力をつけて犬がストレスにならないような生活環境を作ってあげることが大切です。

犬の腎盂腎炎の原因

犬の腎盂腎炎とは、尿路と腎臓の接合部である腎盂と呼ばれる部分に炎症が生じ、腎臓が機能不全に陥っている状態のことをいいます。原因は、細菌による感染で、膀胱炎から感染が上行性に波及し、続発することが多いです。また、頻度はかなり少なくなりますが細菌が感染している体の他の部位(感染性心内膜炎や歯根膜炎など)から細菌が血液にのって腎臓に感染する血行性によるものもあります。
腎盂腎炎の症状は、全身的には元気がなく、食欲不振、嘔吐や発熱があります。症状が進むと、腎臓のある腰付近を触ると痛がることも多くなってきます。尿に関しては、多飲多尿、尿の混濁や尿の臭いがきつくなるなどの症状が出ます。
治療は、まず尿検査を行い、原因菌を特定し抗生物質を用い感染をコントロ-ルします。その間、全身症状が強く出ている場合には、対症療法を行っていきます。
腎盂腎炎防止のため、飼い主が犬のためにできることは、日ごろから犬の食欲やしぐさや排泄物をよく観察しておくことが重要になります。特に、排泄物の色調や臭いは、重要なメッセージであることが多く、早期発見に結びつきます。

犬の腎盂腎炎の予防/治療法

犬の腎盂腎炎とは、腎盂が炎症を起こしたものであり、腎盂で炎症が起これば、腎臓全体の機能が不全となってくるのです。

腎盂腎炎は、急性と慢性に分かれます。

犬を観察してみて、元気や食欲がなかったり、犬の尿が少なかったり匂いがきつかったり下痢を頻発するなど便に異常がある場合や、腹部に触られることを嫌がる場合には腎盂腎炎を疑いましょう。どの犬種にも発生する可能性はあります。特に平生から尿の変化を観察するようにしましょう。その記録を定かにしておくことにより、獣医もどのような治療を施せば良いか判断しやすくなるからです。

治療法は、苦痛を取り除き楽にすることを目的とした対症療法、投薬(抗生物質など)が主に挙げられます。末期の場合であれば、対症療法を採り得るものとされていますが、完治を目指すのであれば、投薬を選択すべきと言わなければなりません。

尿検査により、仔細な細菌感染なども判別できることから、その検査結果から必要な投薬治療を行います。
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