犬の歯周病ししゅうびょう

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医師監修

犬の歯周病とは

缶詰やパウチ、おやつなどを食べさせていると堅いものを噛まずに済んでしまい、歯に残りかすがついてしまうため歯石となり、歯周病に至ってしまうケースがよくみられます。

前歯はかみ切るためのものなので鋭く、汚れが付きにくい上汚れが目立つのですぐにわかるためケアすることができますが、ペットは口や奥歯などを触られるのは嫌がるうえ、歯磨きを習慣にしていることはまれであるためにいつの間にか歯周病が進行していることがあります。

歯ぐきが赤く、出血しやすくなり、口の中に固形物が触れると傷み、食事をとらなくなります。

犬の歯周病の症状

歯周病には、唾液や食物が歯に蓄積し、細菌が増殖し、歯垢となり、そのままほおっておくと、その中で繁殖した細菌が歯肉に炎症を起こす歯肉炎と、炎症の進行とともに、歯肉や歯を支えている組織が破壊され、痛みを感じるようになる歯周炎があります。歯垢は数日で石灰化し歯石となり、ザラザラした表面に歯垢がくっついてまた歯石となり、悪化の一途をたどっていきます。
本来はピンク色をした歯肉が炎症を起こして赤くなり、口の中が出血したり、口臭がしたり、食欲が低下したり、ひどい場合には、歯と歯肉との間に歯周ポケットという隙間ができ、歯がぐらぐらして歯が抜け落ちることもあります。
痛みを伴う場合は、食欲があっても食べられなかったり、痛みによるストレスで、全身の健康状態に悪影響があります。炎症によって細くなった顎骨が、骨折しやすくなっていたり、鼻や目にも炎症が波及することもあります。
歯周病が進行すると、口腔内の細菌が血液を通して全身に運ばれ、心臓や腎臓、肝臓などの内臓疾患を併発することがあります。

犬の歯周病の原因

犬の歯周病の予防/治療法

犬は人間と違い毎日歯を磨かないので、歯石がたまり歯の周りの組織に炎症を起こす確率は6歳以上の犬の85%以上でみられるとても多い病気です。しかし、虫歯はあまりみられず、犬では10%ほどの罹患率であるとされています。歯周病の予防法は人間と同じ、歯磨きをすることです。もちろんペットは自分で歯を磨くことはできませんから、飼い主が世話をしてあげましょう。コミュニケーションの1つとして歯磨きを取り入れることで、ペットも楽しく歯周病予防できます。また、ウエットフードは歯石がたまりやすので、歯のことを考えるとドライフードを与える方がのぞましいでしょう。
また、歯石がたまってしまった場合には、病院で取り除きます。人間と違い口を開けて治療に協力してくれるわけではないので、全身麻酔が必要なことが多いです。ペットの身体の負担や必要性を獣医師とよく話し合って、どのような方法が最も望ましいか、相談しましょう。
  • このコンテンツは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
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