犬の脊髄空洞症

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医師監修

犬の脊髄空洞症とは

脊椎の中に空洞ができて、そこに脳骨髄液が溜まる状態を脊髄空洞症と言います。

脊髄空洞症になると脊髄が機能障害を起こして、ふらついたり歩行障害を起こしたり、その他いろんな神経障害を呈するようになります。病気が進行すると体全体の筋肉が麻痺する恐ろしい病気です。

先天性のものと後天性のものがありますが、脊髄の中になぜ空洞ができるのか、その機序については未だ不明です。

治療法としてはステロイド剤や利尿剤等の投薬療法や、場合によっては外科手術もありますが、根本的な治療法は未だ確立していません。

犬の脊髄空洞症の症状

脊髄空洞症とは、脳や脊髄を覆っている脳脊髄液に障害が起こることによって、脊髄内に貯留した髄液が脊髄を圧迫して、空洞を形成してしまう病気のことをいいます。脊髄が機能障害を起こすことによって、様々な神経障害が起こります。

軽い症状の場合は、ふらつく程度の場合が多いです。ただ、症状が重くなるにつれ、段差を越えられなくなったり、いつも寝るようになってしまい、動きが鈍くなってきます。全身の神経に問題を起こす病気なので、もっと重度になると、全般的な運動失調や頸部痛などの症状が表れます。空洞の大きさなどによって症状の程度が異なりますが、徐々に進行していく病気であり、四肢の麻痺や筋力の低下につながっていくことがあります。

症状としては、急性のものと慢性のものに分かれ、急に進行していく場合もあれば、まったく進行しない場合もあります。多くの場合は、軽度か無症状で済みますが、重度になると体全体に異変が表れてしまう病気です。

犬の脊髄空洞症の原因

脊髄空洞症とは、脊髄に水の溜まった空洞ができてしまい、脊髄を内側から圧迫して起こる機能障害でさまざまな神経症状が現れます。

一般的に若いころに発症することが多く、この病気の原因は不明とされています。症状は、ふらつき、段差を越えられなくなるなどの軽い症状から四股の麻痺や筋力の低下などで全身の神経に症状が現れる病気です。首以外にも腰にも骨髄空洞症をおこすことがあります。

MRI検査、CT検査などで診断することができます。

骨髄が空洞化してしまう原因がわかっておらず、根本的な治療法も確立されていません。ほとんどが内科治療で鎮痛剤やステロイド剤により行われます。外科手術をおこなうこともできますが、症例も少なく実施できる施設も少ないので一般的ではありません。

MRI検査により生前診断が可能になりましたが不明点が多いためなかなか治療法が確立されないのが現状のようです。

脊髄空洞症は犬だけでなく人間の場合も同じように原因不明なのです。

犬の脊髄空洞症の予防/治療法

脊髄空洞症は、そのメカニズムが完全に解明されていないやっかいな症状です。症状としては、脊髄が機能障害を起こすことから様々な神経症状が出てきます。段差を超えることに苦労していたり、ふらふらしていたり、眠ってばかりいるような場合、神経症状と関係する可能性がありますので、注意しておきましょう。また、症状が重くなると、両足の麻痺などに繋がることもあります。

症状を引き起こすきっかけとしては、脊髄の外傷やウイルス性脊髄炎などの疾患に続いて発症することが多いので、この手の症状を患ったことがある場合には、特に注意をしておく必要があります。

治療法については、X線検査やCT検査などを行った後、内科的な処置を行うことが一般的です。具体的には、利尿剤やステロイドなどを使います。それでも改善できない場合は、外科手術を行うという選択肢がありますが、一般的な治療法ではないため、全国でも手術が出来る場所が限られているのが現状です。
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