犬の血尿・尿の異常

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医師監修

犬の血尿・尿の異常とは

犬の病気のバロメーターとも言えるのは尿のチェックです。血尿などをしていると病気を抱えてる事が多いのです。病気でも様々あり「膀胱炎」や「尿路結石」「前立腺疾患」「膀胱腫瘍」「タマネギなどの中毒」などが代表的な病気でもありあます。
年齢や性別によって病気も変わっていきますが、血尿が出た時は他に症状がないかどうかを確認する事が大切です。
犬は少々体調がおかしくても訴える事が出来ないからこそ、定期的に検査する事で予防出来る病気もあるので日々の体調管理をする事が大切です。

犬の血尿・尿の異常の症状

犬の血尿は病気や体調不良の『サイン』です。また血が出ている場所を詳しく把握する必要性があります!
1、明らかに排尿と同時に出血している場合、尿道や生殖器の問題を表しています。例えば、性別を問わず疑われる症状は『膀胱炎』または『尿道炎』の二つです。
どちらとも細菌によって炎症が引き起こされているので、抗生剤と消炎剤を通常、処方されます。投薬期間が長く、およそ2-3週間は視野に入れておく必要があります。
また、『膀胱結石』はよく知られている血尿の原因で、多くの犬種がかかりやすい病気です。これは、結石の原因となるマグネシウムやカルシウムなどのミネラルが大量摂取された事により尿管に石が詰まり炎症を起こすパターンです。

2、排尿の開始から最後まで血が出ていた場合は、腎臓からの出血である可能性が極めて高いです。 高齢犬は特に腎臓機能が衰えやすく、飼い主が気付いた時には、もう手遅れなんてこともあります。
腎臓病は死亡原因の3位であり、注意をしないといけない病気です。一度弱まると再生不可能な臓器なので一気に体調が悪化する恐れがあります。また、腎臓機能の75%以上を失うと腎不全を引き起こし、最終的には死に至ります。

犬の血尿・尿の異常の原因

ペットが赤い尿を出せば飼い主なら誰しも驚きますが、食餌に含まれるベータカロテンなどの成分によって尿が赤くなるケースがあるので注意します。赤くなくても検査によって少量の血液が混ざっていれば潜血反応が出て血尿と診断されますので、色だけで判断せずに定期的に検査すると良いです。
うさぎやハリネズミなどの小動物の場合は血尿が出れば結石を疑います。結石がどこに出来るかによって治療法が違いますが腎臓・膀胱・尿管に多く発現します。結石の原因の多くは食餌内容によるもので、予防も含めた治療に適切な食餌内容に変える事が挙げられます。
未避妊の生後1歳から3歳ぐらいまでの若いメスウサギでは子宮内膜症が疑われ、生後3歳以上なら子宮癌が疑われます。子供を産ませる予定がないなら早期に避妊手術をさせてリスクを減らしてあげるのも大事です。子宮からの出血は潜血反応がハッキリ出ない場合もありますので、飼い主が小まめに体調をチェックしてあげる事がキーポイントです。犬猫以外のペットでも原因の多くは泌尿器系疾患や生殖器疾患であるケースが多いので、真っ赤な出血とまでいかなくても赤い尿が認められたら直ぐに受診します。高齢の場合は癌に進行しているケースが多いので、ある程度の覚悟が必要です。

犬の血尿・尿の異常の予防/治療法

犬の血尿に関係する病気の一つに膀胱炎があります。これは細菌が膀胱の中に侵入して、膀胱の内壁に炎症をきたす病気です。免疫力が低下した老犬や、尿道が短く外陰部からの細菌感染を受けやすいメス犬がかかりやすく、感染すると排尿の回数が増えたり、血尿がでたりします。急性膀胱炎は、抗炎症剤や抗生剤を数週間服用させる内科治療をします。
その他、関係している病気に、膀胱結石や尿道結石があります。これは、尿に含まれている成分が結晶化して結石になり、それが大きくなると詰まって、各器官の内壁を傷つけ出血します。膀胱結石は外科的に手術で摘出するか、結石の種類によっては数か月間、処方食を与えることで溶けるため、食餌療法もあります。手術で摘出しても根本的な原因を改めないと、何度も繰り返しできてしまうので、普段のフードの選定や、適度な水分摂取により、頻繁におしっこをさせることが大切です。
いずれも適切な治療で治る病気です。血尿があらわれたら早めに医療機関を受診し、治療を受ける事も大切ですが、毎日の食習慣を見直してあげることや、身体を清潔に保って外部の細菌から守ることも病気の予防につながります。
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