- 相談者58歳/女性
- 末期の肝臓癌と診断されましたが、ステロイドのおかげか、食欲もあり、それなりに元気に暮らしています。 ただ、下痢が続き、腸の動きを抑える薬や、ビオイムバスター、ディアバスター、さらに腸の炎症を抑える薬など色々飲んでいます。 先生も手を変え品を変え、といった感じで、色々薬をだしてくれますが、よくなりません。 肝臓癌のせいで仕方ないのかもしれませんが、食事で少しでも良くならないでしょうか? おすすめのフードやおすすめ食材があったら教えて下さい。 また、与えない方がよい食材などもあったら教えて下さい。
- 獣医師からの回答
-
こんにちは。
肝臓に大きな問題を抱えたワンちゃんの食事のご相談ですね。
確かにステロイドは食欲を増進させますが、治療を始めてから食欲が増えた(安定した)のでしょうか。
肝臓によい、と言われる食事は
代謝・分解に負担が少ない良質なたんぱく質を使用している
抗酸化作用に富んだ成分を使用(および添加)している
というのが大きな柱で、銅やアンモニアが蓄積している場合はそれらも制限することが求められます。
特に抗酸化作用成分は腫瘍においても求められる大事な成分だと思います。
食欲があるようでしたら、担当の先生とご相談のうえ処方食はいかがでしょうか。
腫瘍のタイプ・程度によりますが、肝臓疾患用でよろしいのではと思います。
- 相談者58歳/女性
-
ステロイドを飲み始めてから食欲が増しました。
ロイヤルカナンの肝臓サポートをあげていましたが、あまり美味しくないようで食が進まないので、今は療法食でないフード(アカナのスモールブリード)をあげています。
抗酸化作用に富んだ食べ物とは具体的にどのような物でしょうか?
また、銅やアンモニアの制限とはどのよあなものを制限したらいいのでしょうか?
- 獣医師からの回答
-
肝臓サポートは、銅の制限までしており、高アンモニア血症にも対応してます。
ただ、高アンモニア血症がなければロイヤルカナンであれば『心臓サポート1・関節サポート』がいいでしょう。小粒で嗜好性もいいと思います。
抗酸化成分は、オメガ脂肪酸やビタミンEが代表されます。ただ、食欲があるのならばバランス面からフードをお使いになられると良いかと思います。
- 相談者58歳/女性
- 具体的なアドバイスをいただきありがとうございます。 おすすめのフードをためしてみます。