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コンべニアの取り扱いについての質問です。 今いる国では取り扱いがなく、 隣の...

獣医師への相談

相談者40歳/女性
コンべニアの取り扱いについての質問です。
今いる国では取り扱いがなく、
隣の国にはあるので送ってもらおうと思うのですが、
こちらの先生は、開封前ならクール便でなくても大丈夫と言います。
が、隣国の先生は、開封前もクール便で送らないといけないと言います。
クール便が存在しないので、普通の宅急便で3日ほどなんですが、
やはり薬の効果がなくなってしまいますか?
気温は20度くらいです。
獣医師からの回答
コンベニアは製造している会社では2度から8度の管理をするようにと指示しており、それ以上の温度で管理した場合は効果が認められない可能性があります。なるべく薬を低温で運べるように工夫することが必要かと思われます。
また、本剤と同じ仲間であるセフェム系の抗生剤のお薬の一つは26度ほどの環境で数ヶ月保存しても効果に変わりはなかったと報告していますが、コンベニアと同じ成分のお薬に関する報告はなかったので、できる限り低温で送るようにするのがよいかと思います。
また、病気によってほかの系統の抗生剤でも代替可能な可能性があるので、お近くの病院でご相談し、愛猫さんの病状に合うものに変えられるかもしれません。
効果がなくなるかもしれない運搬リスクを取ってコンベニアを取るよりも、そちらの病院をかかり別のお薬にかえるのもよい選択かと思います。
相談者40歳/女性
投薬が続けて出来ない野良猫に使用したいので、コンべニアが欲しかったのですが、
粉と希釈液がありますよね?
この希釈液はコンべニア用の特別なものですか?
粉だけだったら常温でも平気なのかな、と思ったのですが。
獣医師からの回答
お返事ありがとうございます。
希釈液は注射用水ですのでこちらは常温で問題ないかと思われます。
本体は粉のほうでして、遮光して2度から8度の環境で保存することが最も効果を得られる方法と指示されています。

粉だけの時の効果は不明ですが、お薬を溶解した状態で常温に置いた場合は効果が20%減少し、実験で細胞への毒性が認められたとのことでした。

その作用が薬剤のどのような化学的特徴に基づいているかは明らかにされていないため、他のコンベニアの仲間の薬と同じように常温でも効果がなくならないかは、製薬会社の企業秘密として扱われているため現時点では判断が難しいかと思います…

取り寄せるならば遮光の上、保冷剤を入れるなどして出来る限りの保冷をするというのが最善かと思います。お大事になさってください。
相談者40歳/女性
ありがとうございます。
保冷剤を使ってなんとか最速で届くように手配してみます!