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今朝の新聞に「待機老人」が都市部で増えている、という記事を見ました。 高齢社会...

介護士への相談

相談者29歳/男性
今朝の新聞に「待機老人」が都市部で増えている、という記事を見ました。
高齢社会で今後ますます高齢者の数が増えると思いますが、施設数も介護する側の人も足りないのでしょうか?
介護士からの回答
ご質問ありがとうございます。
ご返答が遅くなって申し訳ありません。

ニュースで高齢社会や介護の事が報道されると、心配されたり関心を持たれるかたが多いと思います。
私のお答えできる範囲でご回答させていただきます。

まず、現在(2013年)の高齢化率(65歳以上の高齢者/総人口)は25.1%で4人に1人が高齢者であり、高齢化率は年々増加してます。 2060年には39.9%に達すると予測されています。このような背景から、国(都道府県・市区町村)は介護が必要な人の見込み人数を勘案して、必要な施設数が確保できるように計画的に設置をしてますが、都市部に関しては地下の高騰もあり、地方部に比べて確保が難しい側面もあるようです。

介護職員の人員不足に関しては、質問者様のおっしゃる通り問題として挙げられています。人員不足の1つの要因としては離職率の高さが挙げられます。離職率の全産業平均は14.8%ですが、介護職に関しては16.8%です。厚生労働省は介護職員の労働環境改善の為の政策を実施しており、幾らかポイントは改善されましたが平均を下回る迄には至っていません。

このような現状はありますが、今後の社会福祉政策の方向性としては、必要な施設数は確保しつつ、高齢者が家で暮らせるように地域でどの様にサポートしていくかという様になっています。
この仕組みをうまく活用することで、施設不足・人員不足の問題に関して解決に繋いでいく考えの様です。

かなり、簡単にではありますがこのような現状です。
また詳しく知りたい事がありましたら、お問い合わせ頂ければと思います。
相談者29歳/男性
とても参考になりました。
介護について考えるきっかけとなりました。ご丁寧にありがとうございます!