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現在、小規模多機能で働いています。 最近、腰痛が出てき始めました。 以前にグ...

介護士への相談

相談者21歳/女性
現在、小規模多機能で働いています。
最近、腰痛が出てき始めました。
以前にグループホームで働いていましたが
ヘルニアになり退職しました。
小規模多機能で働く前は腰痛は全くなく
もう大丈夫だと思っていたのですが
働き始めてからは腰痛が有り、長時間立っているのが辛いほどです。
またヘルニアになる可能性ってあるのでしょうか?
また腰痛を酷くさせない方法ってありますか?
介護士からの回答
介護の仕事に腰痛はつきもの…と言われていますが、そうはいっても辛いですよね。ヘルニアになってしまうと、腰痛だけではなく下半身の痺れも出てしまっている訳ですから、日常生活にも支障を及ぼしお辛いことでしょう。心中、お察しいたします。

実は、回答しているわたしも、誤った介護を続けてきた結果、ヘルニアにはなっていませんが椎間板が潰れてしまっており、長時間や重い負荷がかかった時にはかなり厳しい腰痛が出ます。ですので、本当にお辛い気持ちが分かります。

ヘルニアが再発する可能性とのことですが、同じヘルニアでも人によって程度は様々と言われていますので、詳しくはかかりつけの整形外科の医師に確認した方が良いと思われますが、ヘルニアが再発した場合でも程度によっては外科的な手術が可能です。今はレーザーなどで比較的侵襲度が低い手術も可能ですから、手術を行っても従来よりも短期間で退院が出来るなど労働者にとってありがたい環境もあります。

もちろん、外科的な手術を行わない程度のヘルニアの場合もあるでしょうから、その場合には、背筋や腹筋、そして筋肉をやわらかくするストレッチを続けて患部を補う事を続けていかないと、再発の可能性は高いと言われていますよね。ですから、整形外科医の指示を受けた理学療法士や作業療法士が指導する正しいリハビリテーションを行うことがとても大切と言われています。

ただし、痛みがある場合にはリハビリは行えませんので、まずは痛みをとることが先決でしょう。一番は安静にしていることですが、介護の仕事をしながらでは難しいですよね。上司や管理者に相談して、何らかの配慮がしていただければ良いのですが、それが出来ない場合には、とにかく仕事以外で安静にしてみましょう。

また、腰痛をひどくさせない方法ですが、前述した正しいリハビリを行い正しい筋肉をつける事は大切です。しかし、行っている介護手順が正しい方法なのかを見直すことも、かなり重要です。

介護手順に関してこの場で述べると非常に長くなるので出来ませんが、例えば、トランスを行う際にきちんとボディメカニクスを利用しているかどうか、端座位から立ち上がり、そして踏み直しをして車いすなどにトランスする場合、出来る限り介助者の負担にかからない立ち上がり介助をしているでしょうか。浅く腰をかけ、肩幅に足を広げ、十分な前かがみを利用して利用者の頭が弧を描くような曲線で動く介助をしているかどうか…など、一つ一つの介護手順を見直してみましょう。

例えば「新しい介護」という分厚い本には、そのような、今まで利用者が培ってきた生活動作を上手に活かしながら利用者にとっても、介助者にとっても安全で安楽な介助を行う方法が載っています。それらを参考にしてみることも一つでしょう。

いずれにしても、非常に悪化させてしまう前に何らかの手を打つ事はとても大切なことですから、是非、上記のようなことを行ってみてくださいね。

どうか、お大事になさってください。そして、同じ介護に携わる人間として、また同じ腰痛持ちの者として、これからもわが身を大切にしながら利用者の生活を支えていきましょう。
相談者21歳/女性
返信有り難うございます。
再発しないように無理をせず頑張って行きたいと思います。