1. トップ
  2. みんなのQ&A
  3. ただ今、高血圧で アジルバ40 アゾセミド38mg ナトリックス ア...

ただ今、高血圧で アジルバ40 アゾセミド38mg ナトリックス ア...

薬剤師への相談

相談者40歳/男性
ただ今、高血圧で

アジルバ40
アゾセミド38mg
ナトリックス
アーチスト

を飲んでいますが、今年は去年以上の猛暑で何度か脱水症状を起こして病院で
点滴を受けたりもしたのですが

体調も暑さの中、悪いです。高血圧と熱中症について、調べてみて
降圧剤の関わりもあることを知りました。

医師との確認なしに減らすことは危険なのは承知しています。

処方された薬と熱中症で考えられることと言えば何でしょう?

薬剤師からの回答
ご相談ありがとうございます。

熱中症というとめまい、ふらつき、頭痛、震えなどですね。めまい、ふらつきは低血圧時にも起こりますが、1番関わりが大きそうなのは脱水でしょうか。

脱水でまず関連が考えられるのは利尿剤です。おしっこを強制的に出す事によって、体内の余分な水分を出し、血圧を下げる薬です。
アゾセミド、ナトリックスは種類は違いますが共に利尿薬に当たります。
また、アジルバがARBという分類にあたり、直接利尿作用はないですが、電解質に関わります。熱中症や脱水は、塩分など電解質も関わりがあるので、同様に影響が考えられます。

利尿剤は水分を出す事で血圧を下げるので、安易に「熱中症を防ぐために水分を取ってください」とは言いにくいです。熱中症予防には同様に塩分も必要ですが、血圧もあがります。熱中症予防がそのまま高血圧治療と逆行するので、バランスが大切です。

現状の脱水・熱中症を繰り返すのは体に負担が大きいですし、腎臓などにも降圧薬の使用と伴い影響します。

医師に脱水で点滴処置をしている事を話し、薬をこのままで良いのか見直してもらい、適切な水分・塩分摂取量についても訪ねる事をお勧めします。もしどうしても受診が難しいのなら、電話で問い合わせて見てください。

お大事になさってください。
相談者40歳/男性
丁寧な説明ありがとうございました。
今まで、あまり降圧剤の作用等を深く考えずに服用していましたが、今回のお薬に関する情報で一度、先生と話した方がいいと思いました。
今日にでも、空いた時間にまず、病院の循環器内科に問い合わせてみようと思います。
熱中症対策と高血圧対策、難しいことですが、ここから一歩となりました。