お腹の中に宿ったばかりの命を守る、6つのこと

安定期に入るまでの妊娠初期(妊娠4ヵ月までの時期)は、流産などの危険性が高いため、気をつけるべきことが沢山あります。赤ちゃんはとてもデリケートな存在です。

そんな愛おしい命を守るべく、下記の6つのポイントをしっかり抑えておきましょう。

1:心にゆとりをもって生活する

お母さんがイライラすると、それはおなかの赤ちゃんにも伝わります。心にゆとりをもって、できるだけ楽しくマタニティライフを過ごしていきましょう。

2:重いものを持つ時に気をつける

布団の上げ下げや、重い荷物を持ったり、子どもを抱っこしたりする際には、ゆっくり立ち上がるようにしましょう。お腹に力の入る動作は、流産のリスクを高める場合がありますので、注意しましょう。

3:フラットな靴を履く

妊娠中は、ヒールのある靴では足元が不安定になるため、転びやすくなってしまいます。転んでしまうと、お腹を打ってしまったり…と流産の危険性も出てきますので、ヒールのない靴を履き、転倒に気をつけましょう。フラットシューズやスニーカーがおすすめです。

4:生活習慣を見直す(アルコール、タバコなど)

タバコ、アルコールは、妊娠前から控えることが理想です。アルコールを毎日飲んでしまうと、赤ちゃんの中枢神経に影響を与えてしまいます。毎日飲酒することはいけませんが、たまにビールを小さいグラス1杯飲む程度なら問題はないとされています。その際、飲み過ぎに十分注意しましょう。

いっぽうタバコは、妊娠していることが分かったら、すぐに止めましょう。タバコに含まれるニコチンは血流を妨げるため、流産、早産、前置胎盤、胎盤早期剥離、不正出血、発育障害の危険性を高めてしまうのです。

また、未熟児や、脳の発育が不十分になるなど、さまざまな悪影響を胎児に及ぼすことがはっきりわかっています。そのため、妊娠中は絶対にタバコはやめるべきです。妊娠中だけではなく産後もやめ、赤ちゃんにタバコの煙を絶対に吸わせないようにしましょう。

5:運動はなるべく控える

基本的に妊娠初期でのスポーツはすすめられないことがほとんどです。特に激しいスポーツは禁物。また、妊娠初期は体が不安定なため、旅行や遠出など母体に負担のかかる行動も控えるようにしましょう。

6:食生活に気をつける

妊娠前も妊娠中も、食事はバランスよく、適量を食べるのが大切です。特に妊娠中の母体のとる栄養は、生まれてくる赤ちゃんの骨や歯の健康にも関係してきます。妊娠初期は、胎児の臓器や重要な器官が形成される時期です。妊娠初期は特に葉酸(胎児の神経発育のために大切)を普段より多く摂取するように心がけましょう。