働く女性に多いと呼ばれる「外反母趾」。しかし、「外反母趾」ってどんな状態か詳しくは分からないという方もいるのではないでしょうか?もしかして...と思いながらも放置してしまったら、危険です。
そこで今回は、外反母趾について医師に聞いてきました。正しい知識と、対策方法を学んで、足の健康を考えていきましょう!
原因としては、足に合わず、幅が広すぎる靴や、ハイヒールなど足に負担のかかる靴を、長時間履くことによるので、男性よりも女性に起こりやすい傾向があります。
また、体質的に外反母趾になりやすい人もおり、足が平たく母指が長い、関節が柔らかく筋力がない人が外反母趾にかかりやすいと考えられます。
1.可逆期
母趾の曲がりは認められるものの、自分で力を入れたり、指で押さえることによって元の位置に戻る状態。
2.拘縮期
足の変形した部分の関節に炎症が起こることによって、その部分の組織が拘縮してしまい、元の位置には戻らない状態。
3.進行期
足の変形がより進行して、特に靴などの影響がなくても起立・歩行するだけでますます母趾の外反が進んでしまう状態。
4.終末期
母趾がほかの足趾に重なってしまった状態。
また、外反母趾の重症度は母趾の曲がった角度によって、以下に分類できます。
・15度から20度の軽い外反母趾
・20度から40度の中程度の外反母趾
・40度以上の重症の外反母趾
ヒールの高い靴はつま先の部分に足が滑りこんでしまい、余計な負担が足の先端にかかってしまいます。
仕事などでどうしても履かなければいけない人は、通勤時はスニーカーなど、負担のかかりにくい靴を履き、足を休めるようにするとよいでしょう。
(監修:Doctors Me 医師)
そこで今回は、外反母趾について医師に聞いてきました。正しい知識と、対策方法を学んで、足の健康を考えていきましょう!
外反母趾とはどういう病気ですか?
外反母趾とは、母趾(足の親指の部分)が本来の位置よりも小趾(小指)側に曲がっていくことです。原因としては、足に合わず、幅が広すぎる靴や、ハイヒールなど足に負担のかかる靴を、長時間履くことによるので、男性よりも女性に起こりやすい傾向があります。
外反母趾になりやすいのはどんな人ですか?
ハイヒールなどを長時間履きながら立っていることの多い、販売や接客業の女性に起こりやすいです。また、体質的に外反母趾になりやすい人もおり、足が平たく母指が長い、関節が柔らかく筋力がない人が外反母趾にかかりやすいと考えられます。
初期症状と経過の症状はどんな様子ですか?
外反母趾の症状は、足の痛みと変形を主としますが、進行の度合いによって以下4つの病期に分けることができます。1.可逆期
母趾の曲がりは認められるものの、自分で力を入れたり、指で押さえることによって元の位置に戻る状態。
2.拘縮期
足の変形した部分の関節に炎症が起こることによって、その部分の組織が拘縮してしまい、元の位置には戻らない状態。
3.進行期
足の変形がより進行して、特に靴などの影響がなくても起立・歩行するだけでますます母趾の外反が進んでしまう状態。
4.終末期
母趾がほかの足趾に重なってしまった状態。
また、外反母趾の重症度は母趾の曲がった角度によって、以下に分類できます。
・15度から20度の軽い外反母趾
・20度から40度の中程度の外反母趾
・40度以上の重症の外反母趾
外反母趾を予防するためにできることはありますか?
まず女性の人であれば、可能な限り先の細いハイヒールを履く機会を減らしましょう。ヒールの高い靴はつま先の部分に足が滑りこんでしまい、余計な負担が足の先端にかかってしまいます。
仕事などでどうしても履かなければいけない人は、通勤時はスニーカーなど、負担のかかりにくい靴を履き、足を休めるようにするとよいでしょう。
医師からのアドバイス
ヒールの高い靴は脚長効果もあり、大変魅力的ですが、若いうちから足の健康を意識して、靴もオンオフを使い分けることが必要でしょう。(監修:Doctors Me 医師)