扁桃腺が腫れて痛く辛い思いをした方は多いのではないでしょうか。
今回は扁桃腺とその痛みについて基礎知識をお伝えしたいと思います。
口を開けると真ん中にのどちんこが見えその両脇に位置しています。
扁桃腺の役割は体内に侵入しようとしてくるウイルスを防御する免疫機能の役割を持っています。これは大人になってからではなく小学生くらいの子供に限った話なのです。
身体が大きくなり成長してくると免疫機能は扁桃腺だけでなくリンパに移り変わっていきます。子供の時はリンパの免疫力が弱く扁桃腺の免疫力が強いのです。
それが身体が成長するにつれて免疫機能の役割が切り替わっていくのです。
大人になったからといって扁桃腺の免疫機能がなくなるというわけではなく弱い状態となります。扁桃腺を切除できる理由はこういったところにあるのです。
風邪を引いた時などに喉が痛むことはないでしょうか。つばが飲み込めない(痛みが生じる)、通常時に痛い、赤く腫れるところから始まり寒気や発熱(38度から40度)、関節痛などといった症状が出てきます。
風邪に近い症状なので初期の段階では風邪なのか扁桃腺炎か個人では判断できないこともあります。
扁桃腺が赤く腫れ上がった後に白い斑点の膿が出てくることもあります。
一般的にこういった症状が出てくるのが”急性扁桃腺炎”でこれが1年に何回も起こるようだと”慢性扁桃腺炎”と呼ばれます。後者は摘出手術が必要となることもあります。
ここでどういったものがあるのか2つ挙げてみたいと思います。
ストレスが溜まると人間は自律神経のバランスが崩れ身体が緊張状態となってしまいます。この緊張状態が続いていくと免疫力が下がっていくのです。
季節の変わり目に風邪をひきやすいと感じたことはないでしょうか。それは季節が変わることによって気温の変化が起こり身体がうまく反応できずに免疫力が下がってしまっているのです。
喉の痛みや腫れを感じてすぐに良くならないようであれば病院にかかりましょう。
耳鼻咽喉科や内科で診察を受け適切な処置をし薬を処方してもらうのがいいでしょう。
基本的には抗生物質を処方され決められた分量を決められて時間に飲めば3日間から1週間程度で症状が収まります。
激しい運動をすると痛みが取れないこともあるので痛みが取れるまでは安静が必要です。
病院に行くのが最良とはわかっていても、なかなかすぐにはいけなかったりもします。すぐに病院に行けない時は一時的な応急処置として3つの方法が有効です。
口の中を直接冷やすのは難しいので首の横側から濡れたタオルなどで冷やしてあげるのが簡単にできる方法です。温めると血流が良くなり痛みが増す場合があるので気を付けてください。
扁桃腺にかぎらず体の各所の痛みに対応するツボを押してあげることで痛みが和らぎます。手首にツボがあるのでそちらを押すのが有効です。
例えば、合谷(ごうこく)と呼ばれるツボで親指と人差指の付け根あたりで2本の骨が合流している地点で万能なツボとして重宝されています。
喉に直接吹きかける炎症を抑えるものや飲み薬がでています。基本的に喉の痛みを抑えるものを利用すると一時的に痛みは和らぎます。
一度なったらもう二度となりたくないと思う扁桃腺炎ですがどのように予防を心がければいいのでしょうか。
扁桃腺は免疫力を高めることによって腫れや痛みが起きにくくなります。免疫力を高めるためにはバランスの良い食生活が重要です。
中でもビタミンCの摂取を心がけるのが近道です。ビタミンCが多く含まれている代表的なものはパプリカ、パセリなどの野菜や柚子、レモンといった果物が代表的ですね。
うがいをすることによって喉を清潔に保ち乾燥を防いでくれます。
うがいをした後に外出するときはマスクをする、家の中では加湿器をつける。そして、水分補給をしっかりと行う。これらが喉の乾燥を防ぐ代表的な方法です。
現代社会ではこれが一番難しいのかもしれません。職場、家庭、学校など人は人間関係や色々な出来事でストレスを抱えています。
そのストレスが溜まり過ぎると免疫力が低下してしまうのです。
ストレス発散には免疫力の低下を防ぐ役割もあるのです。運動やショッピングなど適宜ストレスを発散できる自分自身の方法を見つけましょう。
難しいことでは無いので日頃から気をつけることが大事です。
予防をしても扁桃腺炎になってしまったら慌てずに応急処置をして痛みを和らげることが重要です。
そして、早め早めの処置が重要になってきますので自己判断は避け病院に行きましょう。
(監修:Doctors Me 医師)
今回は扁桃腺とその痛みについて基礎知識をお伝えしたいと思います。
扁桃腺とは?
扁桃腺とは、舌の付け根の両脇にある垂れ下がっている”コブ”の部分のことです。口を開けると真ん中にのどちんこが見えその両脇に位置しています。
扁桃腺の役割は体内に侵入しようとしてくるウイルスを防御する免疫機能の役割を持っています。これは大人になってからではなく小学生くらいの子供に限った話なのです。
身体が大きくなり成長してくると免疫機能は扁桃腺だけでなくリンパに移り変わっていきます。子供の時はリンパの免疫力が弱く扁桃腺の免疫力が強いのです。
それが身体が成長するにつれて免疫機能の役割が切り替わっていくのです。
大人になったからといって扁桃腺の免疫機能がなくなるというわけではなく弱い状態となります。扁桃腺を切除できる理由はこういったところにあるのです。
症状
風邪を引いた時などに喉が痛むことはないでしょうか。つばが飲み込めない(痛みが生じる)、通常時に痛い、赤く腫れるところから始まり寒気や発熱(38度から40度)、関節痛などといった症状が出てきます。
風邪に近い症状なので初期の段階では風邪なのか扁桃腺炎か個人では判断できないこともあります。
扁桃腺が赤く腫れ上がった後に白い斑点の膿が出てくることもあります。
一般的にこういった症状が出てくるのが”急性扁桃腺炎”でこれが1年に何回も起こるようだと”慢性扁桃腺炎”と呼ばれます。後者は摘出手術が必要となることもあります。
原因
免疫力が下がると、体内に入り込もうとしてくる細菌やウイルスを扁桃腺で撃退できなくなります。そのため、扁桃腺炎になってしまうのです。ここでどういったものがあるのか2つ挙げてみたいと思います。
1:ストレス過多
ストレスが溜まると人間は自律神経のバランスが崩れ身体が緊張状態となってしまいます。この緊張状態が続いていくと免疫力が下がっていくのです。
2:急激な気温の変化
季節の変わり目に風邪をひきやすいと感じたことはないでしょうか。それは季節が変わることによって気温の変化が起こり身体がうまく反応できずに免疫力が下がってしまっているのです。
治療法
喉の痛みや腫れを感じてすぐに良くならないようであれば病院にかかりましょう。
耳鼻咽喉科や内科で診察を受け適切な処置をし薬を処方してもらうのがいいでしょう。
基本的には抗生物質を処方され決められた分量を決められて時間に飲めば3日間から1週間程度で症状が収まります。
激しい運動をすると痛みが取れないこともあるので痛みが取れるまでは安静が必要です。
病院に行くのが最良とはわかっていても、なかなかすぐにはいけなかったりもします。すぐに病院に行けない時は一時的な応急処置として3つの方法が有効です。
1:冷やす
口の中を直接冷やすのは難しいので首の横側から濡れたタオルなどで冷やしてあげるのが簡単にできる方法です。温めると血流が良くなり痛みが増す場合があるので気を付けてください。
2:ツボをおす
扁桃腺にかぎらず体の各所の痛みに対応するツボを押してあげることで痛みが和らぎます。手首にツボがあるのでそちらを押すのが有効です。
例えば、合谷(ごうこく)と呼ばれるツボで親指と人差指の付け根あたりで2本の骨が合流している地点で万能なツボとして重宝されています。
3:市販薬を使用する
喉に直接吹きかける炎症を抑えるものや飲み薬がでています。基本的に喉の痛みを抑えるものを利用すると一時的に痛みは和らぎます。
予防
一度なったらもう二度となりたくないと思う扁桃腺炎ですがどのように予防を心がければいいのでしょうか。
1:免疫力の向上を図る
扁桃腺は免疫力を高めることによって腫れや痛みが起きにくくなります。免疫力を高めるためにはバランスの良い食生活が重要です。
中でもビタミンCの摂取を心がけるのが近道です。ビタミンCが多く含まれている代表的なものはパプリカ、パセリなどの野菜や柚子、レモンといった果物が代表的ですね。
2:のどの乾燥を避ける
うがいをすることによって喉を清潔に保ち乾燥を防いでくれます。
うがいをした後に外出するときはマスクをする、家の中では加湿器をつける。そして、水分補給をしっかりと行う。これらが喉の乾燥を防ぐ代表的な方法です。
3:ストレスを増やさないようにする
現代社会ではこれが一番難しいのかもしれません。職場、家庭、学校など人は人間関係や色々な出来事でストレスを抱えています。
そのストレスが溜まり過ぎると免疫力が低下してしまうのです。
ストレス発散には免疫力の低下を防ぐ役割もあるのです。運動やショッピングなど適宜ストレスを発散できる自分自身の方法を見つけましょう。
最後に
扁桃腺の基礎知識はわかりましたでしょうか。ストレスをかけないようにすること”うがい”をすることといった基本的なことが予防になりますね。難しいことでは無いので日頃から気をつけることが大事です。
予防をしても扁桃腺炎になってしまったら慌てずに応急処置をして痛みを和らげることが重要です。
そして、早め早めの処置が重要になってきますので自己判断は避け病院に行きましょう。
(監修:Doctors Me 医師)