妊婦さんの最初の試練として訪れるつわりですが、症状の軽重は人によって実にさまざまで、食事もままならないほどの人もいます。
つわりがひどくて仕事が辛い場合はどうしたらいいのでしょうか? 今回はつわりについて詳しく取り上げてみたいと思います。
□つわりは通常、妊娠5週目頃から始まり妊娠16週までには終わるのが一般的
□つわりには食べつわり、吐きつわり、よだれつわりなどがある
□つわりがあまりにもひどい場合には母性健康管理指導事項連絡カードを利用する
妊娠中も仕事を継続する人にとって、最初の障害となるのがつわりです。
症状の強さは人によってそれぞれで、それほどつわりがなくて今までどおりに仕事をこなせる人もいれば、症状が重くて仕事に影響が出る人もいると思います。そんな時にはどう対処すれば良いのでしょうか。
つわりの原因については、いまだにハッキリとしたことが分かっていません。ただ、妊娠によってホルモンバランスに変化が見られることが関与しているのではないかと考えられています。
また、ストレスによってつわりの症状が重くなったりすることがあるということです。
仕事も肉体的、および精神的なストレスであることは間違いないですよね。
人間関係のストレスもあれば、「つわりを口実にサボっているんじゃないの」と思われるのではないかというプレッシャー、また満員電車も普段以上に辛いことだと思います。
つわりが起きるのは妊娠初期の段階なので、その時点では外見上からは妊婦であることが分からないことがほとんどであると思います。
なので、ある程度の時期が来たら上司に妊娠した事実を報告し、仕事に関しても配慮をしてもらうようにすると良いでしょう。
つわりが始まると仕事の効率が落ちるのはある意味仕方がないことですし、お互い様な部分もあると思います。そのため、つわりが始まっていない時や症状が軽い時に、積極的にできる仕事を引き受けましょう。
そうすることによっていざ仕事が辛くなった時、周囲からのサポートが得やすくなります。
つわりとはじめとした妊娠中に現れるさまざまな症状によって、仕事をすることに支障が出た場合に利用できる「母性健康管理指導事項連絡カード」と言われるものがあります。
妊娠中も仕事を続けられる方には是非チェックして欲しい制度です。
かかりつけのお医者さんが、つわりによって仕事に支障が出ているため、勤務時間を短縮したり満員電車を避ける必要があると判断した場合、母性健康管理指導事項連絡カードにその旨を記入してもらい、事業主に提出することで配慮してもらうことが可能です。
この制度の良いところは、ただ自分で「辛いです」というのではなく、お医者さんのお墨付きをもらっているので、体の不調を事業主に正確に伝えることが出来るという点です。
ただつわりで辛いと言っても特に男性の上司には伝わりにくいので、妊婦さんにとっては強い味方となっています。
母性健康管理指導事項連絡カードは母子健康手帳に掲載されていますし、厚生労働省のホームページから入手することも可能です。
医師に書いてもらうのにお金はかかってしまいますが、費用は病院によってもまちまちであり、診断書よりも安く済む場合もあります。通院中の病院に確認しましょう。
つわりでご飯が食べられないとお腹の赤ちゃんが栄養失調になってしまうのではないか?
などと心配になってしまうかもしれませんが、赤ちゃんはお母さんの体からエネルギーを得ているので、急激に痩せるようなことがなければ心配することはありません。
それよりも心配なのは水分がとれないことです。食事が出来なくても水分だけはしっかりと補給するようにしましょう。
もし、水分を摂るのもままならないほど吐き気が強いような場合には、速やかに医療機関を受診しましょう。
食べつわりでなにか口に入れていないと気持ちが悪いという時には、ちょっと口に入れられるものを携行しておくと良いでしょう。
また、周囲にもつわりで気持ちが悪い胸を伝えておくと、変な目で見られないで済むと思いますよ。
つわりの最中は臭いにも過敏になってしまうので、清潔なマスクを使うことによって匂い対策をしましょう。
マスクも長時間付け続けていると、自分の呼気によって臭いが付いてくるので、何枚か予備を持っておくと良いでしょう。
ただ、月経は閉経まで毎月のように起こるものですが、つわりは必ず終わりが来るものです。
症状がひどい時には無理をせずに仕事を休んだり、母性健康管理指導事項連絡カードを利用するなどして、体にかかる負担を減らしてあげましょう。
(監修:Doctors Me 医師)
つわりがひどくて仕事が辛い場合はどうしたらいいのでしょうか? 今回はつわりについて詳しく取り上げてみたいと思います。
要チェック項目
□つわりは通常、妊娠5週目頃から始まり妊娠16週までには終わるのが一般的
□つわりには食べつわり、吐きつわり、よだれつわりなどがある
□つわりがあまりにもひどい場合には母性健康管理指導事項連絡カードを利用する
つわりがひどくて仕事がままならない
妊娠中の最初の仕事の障害
妊娠中も仕事を継続する人にとって、最初の障害となるのがつわりです。
症状の強さは人によってそれぞれで、それほどつわりがなくて今までどおりに仕事をこなせる人もいれば、症状が重くて仕事に影響が出る人もいると思います。そんな時にはどう対処すれば良いのでしょうか。
ストレスでつわりが重く
つわりの原因については、いまだにハッキリとしたことが分かっていません。ただ、妊娠によってホルモンバランスに変化が見られることが関与しているのではないかと考えられています。
また、ストレスによってつわりの症状が重くなったりすることがあるということです。
仕事も肉体的、および精神的なストレスであることは間違いないですよね。
人間関係のストレスもあれば、「つわりを口実にサボっているんじゃないの」と思われるのではないかというプレッシャー、また満員電車も普段以上に辛いことだと思います。
つわりの時の仕事の工夫について
上司と相談
つわりが起きるのは妊娠初期の段階なので、その時点では外見上からは妊婦であることが分からないことがほとんどであると思います。
なので、ある程度の時期が来たら上司に妊娠した事実を報告し、仕事に関しても配慮をしてもらうようにすると良いでしょう。
出来る時に出来ることを積極的に
つわりが始まると仕事の効率が落ちるのはある意味仕方がないことですし、お互い様な部分もあると思います。そのため、つわりが始まっていない時や症状が軽い時に、積極的にできる仕事を引き受けましょう。
そうすることによっていざ仕事が辛くなった時、周囲からのサポートが得やすくなります。
つわりで仕事がままならない時はどうしたらいい?
母性健康管理指導事項連絡カードの利用
つわりとはじめとした妊娠中に現れるさまざまな症状によって、仕事をすることに支障が出た場合に利用できる「母性健康管理指導事項連絡カード」と言われるものがあります。
妊娠中も仕事を続けられる方には是非チェックして欲しい制度です。
かかりつけのお医者さんが、つわりによって仕事に支障が出ているため、勤務時間を短縮したり満員電車を避ける必要があると判断した場合、母性健康管理指導事項連絡カードにその旨を記入してもらい、事業主に提出することで配慮してもらうことが可能です。
母性健康管理指導事項連絡カードのメリット
この制度の良いところは、ただ自分で「辛いです」というのではなく、お医者さんのお墨付きをもらっているので、体の不調を事業主に正確に伝えることが出来るという点です。
ただつわりで辛いと言っても特に男性の上司には伝わりにくいので、妊婦さんにとっては強い味方となっています。
母性健康管理指導事項連絡カードは母子健康手帳に掲載されていますし、厚生労働省のホームページから入手することも可能です。
医師に書いてもらうのにお金はかかってしまいますが、費用は病院によってもまちまちであり、診断書よりも安く済む場合もあります。通院中の病院に確認しましょう。
つわりが辛い時に気を付けること
水分補給
つわりでご飯が食べられないとお腹の赤ちゃんが栄養失調になってしまうのではないか?
などと心配になってしまうかもしれませんが、赤ちゃんはお母さんの体からエネルギーを得ているので、急激に痩せるようなことがなければ心配することはありません。
それよりも心配なのは水分がとれないことです。食事が出来なくても水分だけはしっかりと補給するようにしましょう。
もし、水分を摂るのもままならないほど吐き気が強いような場合には、速やかに医療機関を受診しましょう。
つわりがある時に仕事を乗り切るためのコツ!
アメやビスケットを携行
食べつわりでなにか口に入れていないと気持ちが悪いという時には、ちょっと口に入れられるものを携行しておくと良いでしょう。
また、周囲にもつわりで気持ちが悪い胸を伝えておくと、変な目で見られないで済むと思いますよ。
マスクをする
つわりの最中は臭いにも過敏になってしまうので、清潔なマスクを使うことによって匂い対策をしましょう。
マスクも長時間付け続けていると、自分の呼気によって臭いが付いてくるので、何枚か予備を持っておくと良いでしょう。
つわりは生理現象です!
月経に軽重があるように、つわりにも軽重があります。ただ、月経は閉経まで毎月のように起こるものですが、つわりは必ず終わりが来るものです。
症状がひどい時には無理をせずに仕事を休んだり、母性健康管理指導事項連絡カードを利用するなどして、体にかかる負担を減らしてあげましょう。
(監修:Doctors Me 医師)