冬になると、くしゃみや鼻水がよく出て「風邪かな?」と思っているかたはいませんか? それはもしかしたら「寒暖差アレルギー」かもしれません。
今回は、寒暖差アレルギーについて医師に詳しい話を聞いてきました。
寒暖差アレルギーは、温度差のあるところ、つまり急に寒いところから暑いところ、あるいは暑いところから寒いところに移動したときに起こるもので、急激な温度変化に自律神経がうまくついていけないことで起こる症状であると考えられています。
寒暖差アレルギーでは、以下のような症状が起こります。
・透明な鼻水
・くしゃみ
・頭痛
・気持ちが落ち込んだり、落ち着かなくなったりする
例えば、夏場などクーラーのきいた職場と、炎天下の屋外を行き来しなければならない、といったような場合は、室内ではカーディガンを羽織ったり、ひざ掛けを使用して身体を必要以上に冷やさないようにすること、またマスクなどで顔の周囲を保温するといいでしょう。
2.体を冷やさない食生活
基本的に体を冷やさないことが寒暖差アレルギーの予防になりますから、冷たい飲み物よりも暖かい飲み物や室温の飲み物を飲むようにしたり、身体を温める食材のショウガなどを積極的に食事に取り入れてみるといいでしょう。
3.筋肉をつける
筋肉をつけて代謝の良い、熱を産生しやすい体を作っておくことも大切なことです。女性は特に筋肉量が少なく、基礎代謝が低いといわれていますので、寒暖差アレルギーにかかりやすいともいわれています。
4.自律神経のバランスを意識する
寒暖差アレルギーは自律神経の乱れが関係しているといわれているので、折に触れて自律神経のバランスを意識し、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かってリラックスしたり、夜は睡眠環境(枕の高さや照明など)も整えて、しっかり質の良い睡眠がとれるように工夫してみましょう。特に、季節の変わり目や、更年期は自律神経のバランスを崩しやすいですから、ぜひ気を付けたいですね。
自分が寒暖差アレルギーかどうかよくわからない、というかたは一度、耳鼻咽喉科を受診してみるといいでしょう。
(監修:Doctors Me 医師)
今回は、寒暖差アレルギーについて医師に詳しい話を聞いてきました。
寒暖差アレルギーとは
寒暖差アレルギーとは、医学的には「血管運動性鼻炎」といい、アレルゲンに対するアレルギー反応が起こる食物アレルギーや花粉症などどは異なるメカニズムのものです。寒暖差アレルギーは、温度差のあるところ、つまり急に寒いところから暑いところ、あるいは暑いところから寒いところに移動したときに起こるもので、急激な温度変化に自律神経がうまくついていけないことで起こる症状であると考えられています。
寒暖差アレルギーでは、以下のような症状が起こります。
・透明な鼻水
・くしゃみ
・頭痛
・気持ちが落ち込んだり、落ち着かなくなったりする
寒暖差アレルギーの予防・対策方法
1.急な温度変化をできるだけ避ける例えば、夏場などクーラーのきいた職場と、炎天下の屋外を行き来しなければならない、といったような場合は、室内ではカーディガンを羽織ったり、ひざ掛けを使用して身体を必要以上に冷やさないようにすること、またマスクなどで顔の周囲を保温するといいでしょう。
2.体を冷やさない食生活
基本的に体を冷やさないことが寒暖差アレルギーの予防になりますから、冷たい飲み物よりも暖かい飲み物や室温の飲み物を飲むようにしたり、身体を温める食材のショウガなどを積極的に食事に取り入れてみるといいでしょう。
3.筋肉をつける
筋肉をつけて代謝の良い、熱を産生しやすい体を作っておくことも大切なことです。女性は特に筋肉量が少なく、基礎代謝が低いといわれていますので、寒暖差アレルギーにかかりやすいともいわれています。
4.自律神経のバランスを意識する
寒暖差アレルギーは自律神経の乱れが関係しているといわれているので、折に触れて自律神経のバランスを意識し、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かってリラックスしたり、夜は睡眠環境(枕の高さや照明など)も整えて、しっかり質の良い睡眠がとれるように工夫してみましょう。特に、季節の変わり目や、更年期は自律神経のバランスを崩しやすいですから、ぜひ気を付けたいですね。
医師からのアドバイス
冬は寒暖差アレルギーが出やすい季節ですが、鼻風邪だと誤解する人もいます。温度変化がある時期に鼻水やくしゃみなどの症状が続くかたは、そのままにせず、生活全般を整えてみましょう。それだけで改善がみられる場合もあります。自分が寒暖差アレルギーかどうかよくわからない、というかたは一度、耳鼻咽喉科を受診してみるといいでしょう。
(監修:Doctors Me 医師)