松浦 恵先生
北海道大学医学部卒業後、大学病院や小児病院などで勤務したのち東京医科歯科大学大学院を卒業。内科医(内分泌代謝専門医資格保有)。現在は研究を続けながら、臨床ではとして成長発達、思春期、内分泌疾患を中心に健診や予防接種、産業医として生活習慣病や身近な不調の予防にも力を入れている。
普段からめまいや立ちくらみがすることはありませんか?
その他にも、動悸がしたり、疲れやすくなったり、肌荒れやイライラにつながることもある「貧血」。
女性は毎月の生理によって鉄分など多くの栄養を失うため、特に貧血になりやすいのですが、放っておくと日常生活に支障があるだけでなく、生理不順や不妊になりやすくなってしまう事も分かってきたのです。

今回は、「貧血」について、メカニズムやケアの仕方を医師の松浦先生に聞きました。
質問者
めまいや立ちくらみ以外にも、貧血の症状を具体的に教えてください!
松浦恵先生

松浦恵先生

貧血とは血液の成分のうち、赤血球に含まれるヘモグロビンが少ない状態を言います。ヘモグロビンは全身に酸素を運ぶ重要な役割を担っており、これが少なくなることで色々な体の不調をきたしえます。
めまい、立ちくらみといった症状のほか、息切れしやすい、疲れやすい、頭が重い、味覚がおかしい、口の周囲が荒れやすい、爪が変形する(スプーンネイル)なども貧血で見られる症状です。それ以外にも、イライラする、やる気が出ないといった精神的な不調にも貧血が関係すると考えられています。

貧血には色々な原因がありますが、そのうち3分の2以上が鉄欠乏性貧血です。
女性には月経があり、男性に比べ貧血を起こしやすいと言えます。厚生労働省の調査によると月経のある20−40代の女性の20%が鉄欠乏性貧血、体内の貯蔵鉄不足があり、なんらかの貧血症状をきたしている人を含めると65%にもなると報告されています。
質問者
生理の時に貧血が起きやすいのですが、どうしてなのでしょうか?
松浦恵先生

松浦恵先生

健康な女性の月経では1回の周期につき20-140ml程度の経血量があります。そのため、月経がある女性では必要な鉄分の量も必然的に多くなります。
しかし、月経のある現代の日本人女性の食生活における鉄分の摂取量は、必要量の6割程度にしか満たないというデータがあります。
生理の時にはホルモンバランスの変化により、腰痛や腹痛、頭痛、倦怠感などの症状が出現します。そこに貧血が加わるとさらに体調不良を感じやすくなってしまいます。
質問者
生理で失われた鉄分がないとどうなってしまうのでしょうか?
松浦恵先生

松浦恵先生

貧血の状態が持続すると、先に挙げたようなさまざまな体の不調が出現してきます。
鉄不足が持続すると、胃腸の不調、免疫機能の低下、運動能力の低下、集中力の低下、精神的な不調にもつながることが言われており、日常生活に支障をきたすことも大いに考えられます。
最近では子供の発達や産後うつ、認知症などにも鉄欠乏が関係しているという報告がされています。女性の場合には、貧血の原因に過多月経、子宮筋腫などの病気が隠れている場合もあり、貧血症状が強い、なかなか改善しないという場合には医療機関への相談が必要なこともあります。
質問者
効果的に鉄分を摂取する方法や量の目安を教えてください!
松浦恵先生

松浦恵先生

1日に必要な鉄分の推奨量は成人男性で7.5mg、月経のない女性で6.5mg、月経のある女性では10.5 mgとされています。 さらに妊娠や授乳期には必要量が多くなります。
血液は毎日作り替えられていますので、継続的に摂取することが大切です。
豚や鳥のレバーなどは鉄が豊富な食材であり、1食分で1日の摂取推奨量の半分程度は摂取が可能です。ただし日常的にこうした食材を摂り続けるのは難しいですし、他の栄養素とのバランスも考慮する必要があります。
毎日の3食の食事にタンパク質が豊富なメニューを組み込むことを意識するといったことでも鉄の摂取量増加は期待できます。

こうした工夫のみでは必要量が補えないという場合、最近ではさまざまなサプリメントが販売されていますので、生活に合わせてうまく利用するのも良いでしょう。

鉄不足の程度が強い場合には、病院で鉄剤の処方を受けたほうが良い場合もあります。
そのほか、貧血の改善には赤血球の生成を助ける、ビタミンB12、葉酸、亜鉛などの栄養素をバランスよく摂取することも大切です。
質問者
食品や薬品などを摂取するポイントがあれば教えてください!
松浦恵先生

松浦恵先生

食事からとった鉄分は、胃酸の働きを受け、小腸で吸収されます。
しかし胃で、緑茶やコーヒーなどに含まれる「タンニン」といった成分が鉄分と結びついてしまうと、小腸での鉄分の吸収が阻害されてしまいます。他にも、インスタント食品や加工肉などに含まれている添加物も鉄分の吸収を阻害しますので摂り過ぎには注意が必要です。

鉄欠乏性貧血の場合には、鉄剤の内服を始めると1−2ヶ月程度で貧血自体は改善してきますが、体の中の貯蔵鉄が充足するには5−6ヶ月程度はかかるため、継続的な治療が必要です。
飲み薬の鉄剤では、胃腸の調子が悪くなる、便通異常が起きるなどの消化器症状が出ることがあります。こうした副作用を軽減するために工夫されている薬剤もありますので、体に合った薬品を使うことも大切です。
生理のある女性に特に多い貧血について、教えて頂きました!
わたしも当てはまるところがある、と感じた方は積極的に鉄分などの栄養補給をしていきましょう!
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※専門家のコメントは商品の推奨及び、商品の効果効能を保証するものではありません。