つい手が伸びてしまう、甘いスイーツの誘惑……
皆さんはケーキやクッキーがお好きですか?ジュースはどうでしょう?私はケーキが大好きで、甘味のあるグラノーラも好きでよくおかわりしていました。クッキーも甘みが口に残って、つい次を食べたくなります。世間一般でも「デザートは別腹」、などと言いますが、さっきパスタをたらふく食べたのに、もうお腹が空いてさらにケーキが食べたくなる、なんてこともしばしばありました。甘いお菓子の袋食いもやめられず、もちろん、その当時はよく太っていました……。
糖分を摂り過ぎると低血糖になる!?
さて、こうした食行動、ほとんどが糖によるもの。ご飯やパスタを含め、「主食」には糖質を含みますが、糖質はあまり満腹中枢を刺激せず「お腹がいっぱい!」なかなか感じないのです。また、吸収されるとインスリンが出て、血液中の糖分が減りすぎてお腹が空いてしまうのです。特にケーキやクッキーやジュースに使われる砂糖やブドウ糖果糖液糖の類はすぐに吸収しやすく、速やかに吸収され、大量のインスリンが放出されます。
つまり「さっき食べたのにもう空腹」というわけです。そして、さらに食べたくなるのです。これは機能性低血糖症の軽い状態ですが、単に肥満の原因になるだけでなく、インスリンを出す細胞を酷使しすぎて後々の糖尿病の危険因子にもなります。
甘いお菓子の摂り過ぎは糖分は依存症の可能性!
糖には他の薬物依存と同様に依存性があり、脳への影響も指摘されています。モルヒネのような麻薬と同レベルの問題なのです。あのおいしい砂糖がモルヒネのような作用があるとはにわかには信じがたいですが、自然界の動物にとって糖質とは簡単に手に入らない至極の宝石のようなもの。手に入れると恍惚状態になるのは致し方ないのかもしれません。ともあれ、病気になるまで食べるのは危険ですし、病気や砂糖中毒にまでなっていなくても、過剰な糖質は若さと健康の大敵です。お肌のしわを増やさないためにも、甘くておいしいものはほどほどにしておいた方がいいでしょう。