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自信を取り戻して、心を安定させたいです。 子供の頃から、両親は私の「したい」に...

カウンセラーへの相談

相談者33歳/女性
自信を取り戻して、心を安定させたいです。
子供の頃から、両親は私の「したい」に一切反対することなく、いつもサポートしてくれ、私は夢を実現してきました。私の意思はいつも大変重要なものとして尊重されてきました。この積み重ねで、私は、私のことを価値が高い、と考えるようになることができました。
27歳で結婚をし、31歳で別居をしました。結婚に失敗した、という自信の失い方ではありません。4年間の結婚生活、配偶者からモラルハラスメントを受けていたようで、自分はかわいくない、頭もよくない、家事もできない、何もできない、センスがない、説明が下手、絵が下手、歌はうるさいだけ、と考えるようになりました。
今は新しいパートナーと出会いましたが、例えばパートナーが私の外見をからかうような冗談を言うと、笑えません。0歳児を育てていて、郊外に住んでいるので自分ではどこにも出かけることができず、どこかへ行きたいときにはいつもパートナーの運転で連れて行ってもらいます。このモビリティのなさ、何かをしたいときには誰か(パートナー)に「お願いします」と言って合意してもらい、手伝って「いただかなくては」ならない点は、何か影響があるでしょうか。
パートナーに毎朝、標語のようにほめ言葉をとなえてもらおうとも思いました。しかし、インターネットで検索してみると「他人に褒められようがほめられまいが、わたしにはものすごい価値がある」と考えないと、逆にほめられないと不安になったり、他人からの評価によりかかることになる、とありました。ほめられる以外に、どのように自信をつければよいのでしょうか。
現在フルタイムで仕事をしていますが、職場には本社からの駐在員がいて、彼らは私の月収ほどの家賃のマンションに住み、会社のドライバーに通勤送迎をしてもらいます。彼らとの格差に暗澹たる気持ちをいだいている、という可能性はありますか。
公認心理師:小高 千枝先生からの回答
ご相談者さま

はじめまして
心理カウンセラーの小高でございます。

ご相談内容を拝読させて頂きました。
少しご自身を追い詰められ、お辛いご状況のようですね。

ご両親に愛され、ご自身を価値のある人間だと捉えることが
できたことはとても幸せなことです。
ご離婚をされたことや、現在はご家族がいらっしゃること
そしてフルタイムでお仕事をされていることなどからも
ご経験も豊富であり、人間的豊かさも培われてこられたようにも
お見受けできますが

ご相談者さまは「人として」どう生きていきたいと思われていますか?

頂きました内容だけで判断することはできませんが
”ご自身”としての目線よりも”他者評価””公的自己意識”を
気にされて物事と向き合っていらっしゃるように感じました。

【ほめられる以外に、どのように自信をつければよいのでしょうか。】

このご質問にありますように
私的自己意識としてのご自身だけの中にある
幸せだと感じる、違和感のない生き方はどのようなことでしょう。

他者評価や公的自己意識を気にせずに生きましょうということではありません。私的自己意識とのバランスが大切ということです。

ゆっくりで大丈夫です。
ご自身の軸を少しずつひも解いて参りましょう。


心理カウンセラー
小高千枝
相談者33歳/女性
小高さん、ご回答ありがとうございます。

「私の目線で物事と向き合う」ためには、少しずつ「私の軸をひも解く」必要がある。おそらくこの手法になるかと思いますが、ヒントとして頂いた3問に答えてみました。正直に書いたつもりですが、まだ、他人の目線を気にしているでしょうか。

・人としてどう生きていきたいか?
困っているこどもや女性を助けたい。
地球人全員の人権が尊重される社会を作りたい。
命が大切にされる世界を作りたい。

・幸せだと感じる生き方は?
家族仲良く暮らしたい。
おいしいものを食べたい。
世界中の、行きたいところを訪ねたい。
自分のこどもの「したい」を尊重したい。

・違和感のない生き方は?
通勤に時間を浪費したくない。
家・職場・学校・公共交通機関などがすべて徒歩・自転車圏にあるような暮らしがしたい。
お化粧やハイヒールなど、体に悪い・心地よいと感じないことはしたくない。
太陽の出ている間だけ活動して、暗くなったら家に帰って家族で食卓を囲みたい。
本当に嫌なこと、不自然だと感じること、ストレスからはなるべく離れたい。
公認心理師:小高 千枝先生からの回答
ご相談者さま

おはようございます。
心理カウンセラーの小高でございます。

お返事を拝読させて頂きました。

ご自身の素直なお気持ちをお伝えくださりありがとうございます。

全体を通して
【本当に嫌なこと、不自然だと感じること、ストレスからはなるべく離れたい。】
この部分がご相談者さまにとってとても重要視されているであると
強く感じました。

そして、他者評価ではなく自尊心や自己評価を高めることによって
実生活と望むべき心地よい生活との折り合いがついていくことと
思いますが

まだ肩ひじを張って、鎧をつけて社会はもちろん
ご自身とも向き合っていると感じました。

ご自身がただの「人」であるときはありますか?

社会との共存においてはどうしても忍耐、我慢といったことが
付随してきてしまいますが

それを忍耐、我慢と捉えないようにするためには
役割演技といい、社会に出ている役割を別人格が演じることで
社会の在り方を受容できるようになります。

そして、ただの「人」であるときに
フラットな感覚で物事と向き合い、鎧を外しても恐怖心が芽生えずに
生活ができます。

ご相談者さまが仰っているとおり
【「私の軸をひも解く」】を認識されながら
ご自身をフラットな自然な状態に持って行く意識を日常の中に
取り入れてみてください。

また、【人としてどう生きていきたいか?】のより具体的な方法や行動についてもお聞かせいただけますか?更に明確な方向が見えてくると思います。

心理カウンセラー
小高千枝