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産後5ヶ月たちました。 妊娠中から良いことも悪い事にもすぐ泣いてしまうようにな...

カウンセラーへの相談

相談者32歳/女性
産後5ヶ月たちました。
妊娠中から良いことも悪い事にもすぐ泣いてしまうようになりました。
特に妊娠中は悪い事があるとなんでも自分を責める事が多かったのですが、産後は少し落ち着いたように思います。
ただ、自分がちゃんと子育てできているのかよく不安に思います。
時々体がだるく子供とあまり遊んであげられずベッドの上で横になりながら相手をしてしまったりしてかわいそうに思って涙が出たり、肩凝りが原因で目眩や嘔吐をしてしまい半日あまりかまってあげられずその日から子供が便秘になってしまったり。
お昼寝もなかなか上手に寝かせてあげられなかったり。
どのくらい遊んであげられたらよいのかもわからないし、友人に相談してもあまり神経質にならなくても大丈夫だよとしか言ってもらえません。
あまり不安になったり泣いたりすると周りに心配をかけてしまうのでなかなか表にだせずひとりで時々泣いてしまいます。
これは普通なのでしょうか。
また、どうしたら子供を満足させてあげられるお世話ができるのでしょうか。
公認心理師:小高 千枝先生からの回答
ご相談者さま

はじめまして
心理カウンセラーの小高でございます。

ご相談内容を拝読させて頂きました。

はじめてのお子さまでいらっしゃいますか?
はじめてですと、心配なこともたくさんおありかと思います。

また、妊娠・出産と。。。女性は生活の変化とともに体の変化もございますので
そこについていくことは心身ともに負荷がかかります。

そして、根本的ご性格傾向はいかがでしょう。
物事をポジティブに捉える方ですか?ネガティブに考えてしまう方でしょうか?

根本的ご性格と、ホルモンバランスの乱れ
また、生活習慣の変化など
様々な要因が重なって不安感や焦燥感などが出て来てしまわれているのだと思われます。

お近くにご両親さまなど頼れるご家族やお友だちはいらっしゃいますか?
ご相談さまご自身がお子さまへ意識を向けられ、お子さまのために。。。と頑張られる反面
ご自身のために、ご自身の心の安定を保つ環境が無い状態なのかもしれません。

人間は「所属と愛の欲求」という欲求を満たすことで
社会承認欲求(社会でのポジション・今のご相談者さまですとご家庭を持たれていることによる
社会的な見え方かもしれませんね)
を満たそうとします。

ご相談者さまにとっての心の居場所はございますか?
ご主人とのコミュニケーションの中で不安感情の共有をされること
子育てを充実させるために、ご相談者さまの心の居場所の充実をまずは意識してみましょうね。

ゆっくりご一緒に向き合って参りましょう。


心理カウンセラー
小高千枝


相談者32歳/女性
ご丁寧にご回答いただきありがとうございます。

はい、第一子です。
性格はどちらとも言えません…時々ネガティブな時もあるけれど基本的にはあまり気にしないというかポジティブだと思います。

両親は近くにはおらず、時々電話をしたりして近況報告をします。相談などをしてしまうと昔から過剰に心配されてしまうので話せません。
友人もおりますが、どちらかというと私が頼られる事が多くあまり相談などはできません。

元々、人に迷惑をかけたり心配をかけてはいけないと思い相談したりするのが苦手です。
主人にも同様であまり悩みを打ち明けたことはないと思います。
とくにこどもがうまれてからは時間が合わずあまりゆっくり話す時間がありません。
だいたい話をしても考えすぎだよと言われるくらいです。

ほとんど自分の時間はなく、睡眠も十分にはとれていないのでそのことも一因になるのでしょうか…
公認心理師:小高 千枝先生からの回答
ご相談者さま

こんにちは
心理カウンセラーの小高でございます。

お返事を拝読させて頂きました。
また、根本的なご性格傾向もお伝え頂きまして
ありがとうございます。

ご自分と向き合うことはお疲れになられたかと思いますので
ご無理のない範囲でお話して参りましょう。

真面目で物事に一生懸命取り組まれ、完璧主義な傾向がみられるのかもしれませんね。
人からも頼られ、ご自分の弱みは今まではご自分で解決ができたのかと
思いますが、

赤ちゃんが生まれ、また第一子ということでも
より慎重にしっかりと「向き合わなくてはいけない」と思われてしまわれているのでしょう。

それが決して悪いということではなく
少しだけ本来のご自身の良さが首を絞めてしまわれている可能性があるということを念頭において頂けましたらと思います。

上記に書かせて頂きましたが
「向き合わなくてはいけない」
「~しなくてはいけない」という禁止令というご自分に負荷をかけることを
ついついされてしまわれているのかもしれません。

ご自分の時間が無いことや
睡眠がとれていない点は大きな要因だと思います。

10分でもいいです。
おひとりでぼーっとされたり、好きな音楽を聴かれたり
睡眠は人間の心と体を築き上げる基礎でもございますので
眠れる環境を整えることも必要になって参ります。

このような中で
「~しなくてはいけない」の心的負荷を少しでも軽減するとしましたら
何を手放すことができますか?

少しずつで大丈夫です。
子育てを笑顔で楽しくできる環境つくりのお手伝いができましたらと
思っておりますので

思いつくことをそのままお伝えくださいね。

こちらの評価などは気にせず、素直なお気持ちをお伝えくださいませ。


心理カウンセラー
小高千枝
相談者32歳/女性
お返事ありがとうございます。

そうですね、確かに自分には厳しく少し完璧主義なところがあるかもしれません。

子育ては楽しいし、子供が笑顔になるととても幸せな気持ちになります。
でも分からないことがあると不安になって育児書を見たりして自分でなんとかしようとしてしまいます。
時々疲れてしまうから泣いてしまうのでしょうか。

何か一つ手放せるとしたら家事を時々少し手抜きすることでしょうか。
料理を4品準備しているのをひとつ減らすくらいなら主人もあまり気にしないかと思います。

毎日10分時間をとるのは難しそうですが土日なら協力してもらえそうです。
ゆっくり寝ることは難しいですがなるべく子供と一緒にお昼寝をしてみようと思います。
公認心理師:小高 千枝先生からの回答
ご相談者さま

こんばんは
心理カウンセラーの小高でございます。

完璧であること、頑張っていることは決して悪いことではありませんので
ご自分を責めないようになさってくださいね。

まずは自己承認です。

「私、頑張ってるじゃない!」
「たまには手抜きしていいよね」
「旦那さんにも手伝ってもらおう!」

ご家庭のご状況にもよりますが、ご主人に頼ることや甘えることも
ご夫婦関係を更に深めるきっかけにもなります。

ご主人を存じませんので一概に断定的なことはお伝えできませんが
男性は支配欲以外に「養護欲」という”人を守ってあげたい”という欲求を
もっています。

甘え方は男性のタイプそれぞれですが
ご夫婦なりの歩み寄り方で、子育てを共有していけましたらと感じました。

また、ママの笑顔はお子さまの笑顔に繋がります。
手を抜くという響きが苦しいようでしたら
頑張っているご自身にご褒美という認識や
”何か”を手放すこと、みんなで共有することで
家族みんなが成長する。。。など

物事の見方を変えてみてくださいね
(心理学ではフレームをかけかえる。リフレーミングといいます)

追い詰められたときは一度客観視され
フレームをかけかえ
ご相談者さまの心が穏やかに健やかでいられるような方法を
ご一緒に考えて参りましょう。

十分子育てに一生懸命頑張っていらっしゃると思いますよ。


心理カウンセラー
小高千枝
相談者32歳/女性
ありがとうございます。

主人には自立しているところが好きと言われていたので、あまり頼りにしたりはできていませんでした。
週末は気が向いた時に携帯をいじったりテレビを見ながらですが子供と遊んだりはしてくれます。他には洗い物も時々してくれたり掃除もしてくれます。
他の旦那さんよりもよくやっていると本人は思っています。

あまり意見を言うとやる気を削ぐので言葉にすることはありませんが私が主人にも自分と同じようにしてほしいと求めすぎなのかもしれません。

どこかで妥協点を見つけてうまくやっていくしかないですね。

長々とご相談にのっていただきありがとうございます。
時々自分をほめてうまく手を抜きながらもう少しゆったりした気持ちで子育てしていきたいと思います。
公認心理師:小高 千枝先生からの回答
ご相談者さま

こんばんは
心理カウンセラーの小高でございます。

そうでしたか。。。
ご主人へも気遣いをされていらっしゃり、素晴らしいことだと
思いましたが、少しお疲れになられているのかもしれませんね。

また、男性(ご主人)へ言い過ぎてしまうことも
ご相談者さまが仰る通り、やる気を削いでしまい
逆効果の可能性もございます。

関係性がマイナスへ働くこともございますので
お気をつけ頂きたいと思いますが
タイミングをみて向き合うことや
お気持ちのどこに折り合いをつけていくかが

ご自身を保つため
子育てを楽しむきっかけにもなりますので
どうぞ、ご無理のない範囲で
少しずつ生活のペースや流れを変えていってみてくださいね。

また、いつでもご相談ください。
ご主人に全てを話すことはなかなかできないかと思いますので
気軽に弱音を吐く場としてご活用くださいね。


心理カウンセラー
小高千枝
相談者32歳/女性
とても丁寧に答えていただき、励みになりました。
また行き詰まった時は力を貸して頂ければと思います。
ありがとうございました。