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タンパク質摂取量と腎臓への影響について質問します。あるサイトで、最新の外国の研究...

栄養士への相談

相談者59歳/男性
タンパク質摂取量と腎臓への影響について質問します。あるサイトで、最新の外国の研究の確かなるエビデンスがあり、タンパク質摂取量を体重の×1.6~×2摂取しても腎臓への影響はないとありました。しかも、2型糖尿病患者についても影響はないとありました。私はいま59kgなので100g前後摂取しても腎臓への影響はないと解釈して良いですか。またこの情報は信頼して良いでしょうか。
栄養士からの回答
ご質問ありがとうございます。

たんぱく質摂取量についてのご質問ですね。

日本人の食事摂取基準によると
17歳前後の育ち盛りの男性でも
1日あたりの摂取量は65g程度、
成人男性ですと50g程度で
それに比べると100gは多い量になります。

たんぱく質を過剰に摂取すると、その分多くの窒素を尿に変換しなければならなくなるため、肝臓や腎臓にかかる負担が大きくなります。
よって内臓疲労を引き起こしてしまう可能性があります。

また尿路結石の原因の1つに動物性タンパク質の摂りすぎがあります。

また過剰なたんぱく質により腸内環境が乱れ、腸内のタンパク質は悪玉菌のエサになるので腸内環境の乱れが発生しやすくなります。
悪玉菌が増えてしまうと腸の運動が弱まると、病原菌感染の危険性、発がん性を持つ腐敗産物が多く作られる可能性があります。

上記のように、過剰なたんぱく質摂取は内蔵に負担をかける以外にもリスクがありますので、
なるべく日本人の食事摂取基準に沿った形で、たんぱく質摂取をされることを私はおすすめしたいと思います。