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朝食に果物だけを食べているのですが、栄養素的には十分でしょうか?この前テレビを見...
栄養士への相談
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相談者:27歳/女性
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相談日:2014年09月24日
- 相談者27歳/女性
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朝食に果物だけを食べているのですが、栄養素的には十分でしょうか?この前テレビを見ていたら、果物は糖質が多いと見ました。
よろしくお願いします。
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栄養士からの回答
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おはようございます。
朝食に果物、または果物と野菜のスムージーはとても人気ですね。
果物類には様々な代謝を促すビタミン類も豊富ですし、ミネラル類も入っているので食事だけでは摂取しにくい栄養素を多く含んでいます。
朝食に果物だけを食べていらっしゃるとのことですが、残念ながら栄養素的には十分とはいえません。
果物には、代謝を促進する酵素やビタミン類、微量栄養素のミネラル類は豊富に含まれているので朝食に食べることはとても良いことですが、ごはんやパンなどのようにカロリーが高くないためエネルギー源となりにくく、また、果物だけの摂取では、骨や筋肉をつくる材料となるタンパク質や細胞膜の材料となる脂質を摂ることができにくいこともあげられます。
私たちの神経は朝日によって目覚めますが、内臓は朝食を食べることによって目覚め、昼に向かって体温があがり、結果、やる気や活動する意欲へと結びつくといわれています。
内臓を目覚めさせる食事には、糖質(炭水化物)だけでなく、タンパク質や脂質も必要なため、朝食の果物はそれ主体ではなく、デザートとして召し上がられてはいかがでしょうか。
糖質についてですが、糖質にはいくつか種類があり、果物に多く含まれているのは「果糖」や「ブドウ糖」などです。
糖質の中でも果糖やブドウ糖は消化吸収が良く、エネルギー源として大切な栄養素となります。
特にブドウ糖は脳の唯一のエネルギー源ともいわれており、不足すると思考力が低下する原因となります。
過剰摂取は脂肪として蓄積されるため、肥満や糖尿病などの生活習慣に結びつく原因となりますが、不足もやせ過ぎや倦怠感などを引き起こしやすいためよくありません。
よく果物だからと夜食やお風呂上がりなどに召し上がる方もいらっしゃいますが、夜は寝るだけで、エネルギーを多く必要としないため、夜の摂取にはご注意ください。