ギャンブル依存症の症状

本当はやめたい、今日こそやめたいと繰り返し決心しても、辞められずつい手を出してしまう事を繰り返し、自己嫌悪に陥ったり、財産の全てをつぎ込んでしまったり、周囲の制止も耳を傾けない為自分以外の人間も不幸にしてしまいます。自分の意志で止められるものではなく、周囲の手助けが必要な病気とも言えるでしょう。

ギャンブルをしたい行動が抑制できないのが第一段階。第二段階は、借金をしてでもギャンブルをする行動、思考などがあげられます。意思を強く持ち、辞めようとしても辞められるものではありません。無理やり辞めると、幻覚や異常発汗、不眠など身体的な疾患も発症してしまいます。

毎日ギャンブルに行かないと落ち着かない、ギャンブル以外興味を持てない、お金はギャンブルで稼ぐ、借金はギャンブルで返済する等、一般的な思考や行動とかけ離れた言動が目に余るようならそれはギャンブル依存症の症状がでていると言えます。症状が出て本人のみでなく周囲を不幸にしているのなら、すぐに精神科、心療内科、カウンセリングなど精神疾患に理解のある専門機関を受診してください。



ギャンブル依存症の原因

少ない金額でギャンブルを楽しんでいると、思いがけず大金を手にしてしまった。その時の高揚感、興奮状態が忘れられず、次も勝てるかもしれないと次第にのめり込んでしまうのも原因の一つと言えます。
次に、刺激のない毎日を送っていた人間が、ふとしたきっかけでギャンブルをし、想像以上の刺激を受けたのと同時に、お金まで手に入ってしまい刺激を求めてのめり込んでいくケースもあります。そして、ギャンブルの事が頭から離れられない、ギャンブル以外に興味を持てない、借金をしてまでギャンブルをしたい、ハイリスクハイリターンの刺激を求めてしまうのです。

そのため、ギャンブルから離れられなくなり、周囲がおかしい、やめてと静止しても自分は何がおかしいのか認めることができなくなります。このようにギャンブルに対して冷静に自己判断できなくなるのも、依存症の原因の1つです。







ギャンブル依存症の予防/治療法

ギャンブルをやらないのが一番の予防策です。
刺激のない毎日を送っているのなら、何か趣味を見つけ仲間を増やし人との交流を図るようにすればよいのです。家族や身内から、ギャンブル依存症者を出さないためには、普段からお互いしっかりコミュニケーションを取りましょう。
悩みや不満を抱えたまま、発散する場所がなく、よりどころをギャンブルに求めてしまうことは多々あります。1日5分でも10分でも良いのです、お互いの顔を見てしっかりコミュニケーションを取ってください。誰かに悩みを聞いてもらう事で、気持ちは晴れるものです。家族に友人に話すのも良いでしょう。

また、ギャンブル依存症を病気として認識することも大切です。本人の意思が弱いから止められないわけではありません。もしも、ギャンブル依存症の傾向が見受けられるようになったら、早めにカウンセリング、精神科、心療内科を受診します。専門家の指導の下、しっかりとした対策を取れば症状は軽くて済みますし、防波堤を築くことも可能です。そして、ギャンブル依存症は必ず治る病気だという事をお忘れなく。