リンパ節結核/肺門リンパ節結核頸部リンパ節結核の症状

リンパ節結核/肺門リンパ節結核頸部リンパ節結核の前に肺結核を発症することも多く、肺結核の症状は発熱や咳、痰、軽い疲労感、寝汗、食欲不振といった症状が現れます。これらは風邪によく似ていますが、長期間この状態が続くのが風邪との違いです。結核菌がリンパ液によって肺門に入ることでリンパ節結核の症状が現れます。
頸部リンパ節結核だと頸部の腫れや発赤、疼痛があり、皮膚に孔が空き瘻孔を作ります。瘻孔から膿状の分泌液が出てきます。
所属リンパ節や縦隔リンパ節が炎症によって腫れると、気管支が圧迫されるため無気肺や閉塞性肺炎が合併することがあります。リンパ節結核/肺門リンパ節結核頸部リンパ節結核は、肺結核が一度治癒したあとに再び発症する場合もあるので注意が必要です。

リンパ節結核/肺門リンパ節結核頸部リンパ節結核の原因

リンパ節結核/肺門リンパ節結核頸部リンパ節結核の原因は、ヒト型抗酸菌と牛型抗酸菌です。
結核菌が肺に入って増殖を始めるとまず肺炎のような症状が起きます。その後リンパ節に入り、リンパ節が腫れますが、体内に免疫ができ結核菌は押さえ込まれてしまいます。しかし、結核菌は消滅したのではなく、肺の中で冬眠している状態になります。そのため、体の免疫力が低下している時などには結核が発症してしまいます。
リンパ節結核/肺門リンパ節結核頸部リンパ節結核の感染は、結核の病巣をもつ人の咳やくしゃみなどのしぶき内に含まれる結核菌を、近くの人が吸い込むことで感染します。この咳やくしゃみに含まれる結核菌は、早く体内に入らなければ日光によって殺菌されるので、結核感染者の側にいる家族や親しい友人が感染することが多いです。

リンパ節結核/肺門リンパ節結核頸部リンパ節結核の治療法

リンパ節結核/肺門リンパ節結核頸部リンパ節結核の予防にはBCG予防接種があります。毒力を極めて小さくした結核菌を接種し、軽い結核のような反応を起こさせておいて、本当に結核菌が体内に入り込んだ時に抵抗できるように免疫をつけておくのがBCG予防接種の狙いです。
結核菌に感染すると、発症してもしなくても人体に結核に対する免疫ができます。結核菌への免疫ができた人に結核菌の成分が入っている注射をすると免疫により強いアレルギー反応が出ます。これを皮膚で起こさせるのがツベルクリン反応です。ツベルクリン反応は、注射部位が赤く腫れしこりになるというものです。
このツベルクリン反応によって、結核菌に感染したことがあるかどうか判定できます。最近ではそれ以外に血流検査で結核に感染しているかどうか調べることができる検査もあります。