慢性再発性アフタの症状

口の中の粘膜に、約1センチほどの大きさの潰瘍ができることをアフタと呼びますが、慢性再発性アフタの場合はその症状が数週間や数カ月おきに再発します。潰瘍は一つだけできることが多いですが、時にはたくさんできる場合もあり、周囲は赤みを帯びており潰瘍は白くて平な形をしています。唇の裏側や頬の裏、下の横や歯茎など口の中のさまざまな部分に発症します。
痛みはないこともありますが、何もしていなくても痛かったり、食べたりすると強い痛みを感じる場合もあります。

慢性再発性アフタの原因

慢性再発性アフタは、ビタミンCやビタミンB12、亜鉛や葉酸などの栄養成分が不足したり、ストレス、疲労が溜まると発症しやすいと言われています。
また女性の場合は、妊娠やホルモンの分泌異常、月経異常なども関係しているとされます。
そのほか、風邪などの病気で免疫力が低下したり、胃が荒れているときにできやすいという説もあります。ウイルスや細菌に感染したり、食品や薬などのアレルギーによって生じる場合もあります。
あまりにも再発を繰り返す場合には、ベーチェット病などが隠れている恐れがあり、それが原因となって潰瘍ができていることもあるので、病院できちんと診てもらう必要があります。

慢性再発性アフタの治療法

慢性再発性アフタの予防として、食生活の見直しが大切です。ビタミン類などをしっかりと摂取するようにしましょう。また女性の場合はホルモンバランスが乱れないようにすることも大切です。
ストレスや疲労が溜まると慢性再発性アフタが生じやすいので、ストレスを溜めこまないように適度に気分転換をしましょう。免疫が低下しないよう、日頃から体を鍛えて風邪など引かないように体調管理を行うことも大切です。
また口内は常に清潔に保ち、細菌が感染しないように歯磨きやうがいなどもまめに行うよう心がけることが予防につながります。