肺真菌症の症状

肺真菌症は、病原性が低いため、感染しても症状が現れない場合もあります。真菌は、口腔内などの常在しているため、症状は現れにくいのですが、抵抗力や免疫力が落ちると発病する日和見感染は注意が必要です。発熱やせき、たんなど風邪に似たような初期症状から、だるさなどの倦怠感が現れ、呼吸困難に陥る場合もあり注意が必要です。菌の種類によっては血を吐いたり胸痛をおこすこともあります。
  
結核や肺炎など、他の病状と似たような症状が現れるため、カビによる感染と疑いにくいという特徴があります。緩やかに症状が現れる場合と、急激な発症など、カビの種類によってもその症状はさまざまです。

肺真菌症の原因

肺真菌症の原因は、クリプトコッカスやアスペルギルスなどの真菌が肺に侵入し、感染することにより発症します。しかし、肺はカビが入りやすく、口腔内など常在しているのですが免疫力が落ちたときに特に発症することがあります。
  
発熱やせき、たん、全身倦怠感などの症状が続き、検査をした結果、同じカビが多く存在することが確認された場合は、カビが原因として特定されます。感染しても症状が現れず、他の症状と似ているため、判断がつきにくいと言われていますが、同じ症状が続く場合は早めに受診し、検査などを通して原因の特定が重要です。
  

肺真菌症の治療法

肺真菌症は、症状が現れにくく、他の症状と似ていることから、発熱やせき、全身倦怠感などの症状が続く場合は早めに受診をし、検査をすることが重要です。常在的にカビが体内に入りやすく潜んでいますが、体力を消耗していたり、抵抗力が弱っている時は、感染するリスクが高まってしまうため、注意が必要です。
  
日頃から免疫力を高めるべく規則正しい生活と、バランスの取れた食事、適度な運動と睡眠などが免疫力を高めてくれるので、感染予防につながります。

それぞれの真菌に合った抗真菌薬を用いるか外科的に切除が行われます。