症状

フリクテン性結膜炎の症状は、眼球の結膜が部分的に充血することが挙げられます。眼に異物感を抱くこともあります。部分的に充血した部分に、白い隆起があらわれ水泡が確認されます。角膜と結膜の境目にできる場合が多く、自然治癒することもあります。

しかし、治ったと思っていてもすぐに再発してしまう可能性も高いのが特長ともいえます。*結膜にできた場合の方が、症状が強くなると考えられています。症状が強くなると、痛みを伴いますが、目やにが出ることはありません。

伝染性はなく、アレルギー反応が本体である症状ともいえます。眼球に充血が見られたら、早期に専門医の診察を受けることが大事です。


*何と比較して症状が強くなるのか?通常は角膜に出来たほうが症状が強くなりますが。。

原因

フリクテン性結膜炎の原因は、感染症などによるアレルギー反応と考えられています。感染症の要因菌として挙げられるのは、結核菌やブドウ球菌、クラミジア、真菌などがあります。従来は、結核菌が原因として考えられていましたが、近年では、細菌やカビなどによる一種のアレルギー反応であるということがわかっています。フリクテン性結膜炎の原因は、検査してもなかなか特定されることが難しく、再発する場合も多く見られます。ストレスや疲労を誘因として発症することもあります。

幼児に多く、偏った食生活をしている人にも発症しやすくなります。原因としたは、他にもアレルギー反応を起こす要因があるのではないかと考えられています。

治療法

フリクテン性結膜炎を予防するためには、常に清潔を心がけバランスの取れた食生活を送ることが大切です。ブドウ球菌によるものでは眼瞼炎を合併していることもあり眼瞼を清潔にすることが大切です。しかし、さまざまなアレルギー反応により引き起こされると考えられているため、完全に予防することはできません。

発症した場合は、副腎皮質ホルモンの点眼薬が治療に効果的です。完治しても、再発することが多いので注意が必要です。重篤になる心配は少ない病気ですが、早めに専門医の治療を受ける事が必要です。目の違和感が気になって、頻繁に触ったりすると、症状が進む場合があるので注意しましょう。