紫外線障害の症状

紫外線障害は皮膚に現れる場合、シミやくすみをつくるもとと言われるメラニン色素を作りだします。メラニン色素は、紫外線の曝露から皮膚や体を守るために、黒くするもので、メラニンの生産は人間の自己防衛機能と言えます。

ただ、特にターンオーバーのサイクルが遅くなる30代以降ではメラニンが沈着し、肌にくすみやシミをつくります。
脱毛や皮膚炎・潰瘍を生じることもあります。
肌への紫外線の影響は皮膚がんの元にもなると言われています。

眼への影響は甚大で、角膜炎や結膜炎や、白内障を起こすこともあります。

紫外線障害の原因

紫外線障害の原因は紫外線です。紫外線には、長波長域、中波長域、短波長域と種類があり、遠紫外線と近紫外線とがあります。

日常生活の中では、仕事で溶接などを行う場合や光量の強い照明器具からの人工光源から受ける紫外線と太陽光から受ける自然界の紫外線があります。人間には自己防衛機能があり、皮膚や目に曝露を受けたにしても休めることにより修復することが出来ますが、修復できる能力以上の紫外線曝露を受けるとダメージとなり紫外線障害を引き起こし何らかの不具合が体に出現します。

太陽光の原因は避けることがある程度可能であり、しかも短時間で影響を出しますが、室内や仕事での紫外線を完全に遮断することが難しく、長い時間を掛けて人間の体に影響を与えます。

紫外線障害の治療法

紫外線障害の予防方法は、外出時などになるべく太陽に素肌をさらさないということです。
肌は、太陽の熱を浴びると汗を出し、体をクールダウンします。さらに皮脂を分泌し紫外線の影響を受けにくくするように体にバリアを張ります。

しかし、長時間多くの紫外線を受けるとメラニンの働きが活発となります。
日差しの強い日は帽子をかぶり、長袖を着ることや日焼け止めなどサンブロックをすることが大切です。
また、目の紫外線障害を予防する場合は、ひさしの大きい帽子やサンバイザーを着用したり、サングラスを着用すると良いです。パソコンやテレビ画面を見る時もパソコン用メガネを付けると良いでしょう。