術後肛門障害の症状

術後肛門障害の症状は様々です。肛門内部の粘膜が炎症・裂傷を起こしたり、肛門周辺の皮膚が切れて出血したりします。術後肛門障害になると肛門に激痛がはしり不通に座っている事が困難になるほどです。治療法としては、肛門周辺の皮膚の縫合を行う方法であったり、粘膜系の症状については、硫酸注射が有効であるとされています。
しかしながら、痛みや外観は元に戻ったように見えても、一度損傷した肛門は厳密な意味で二度と元にはもどりません。また、その他の治療法では、括約筋を縫合すると楽に便が出るようになります。
これは、肛門の周りの筋肉が硬直しておきてしまう症状に有効です。術後肛門障害を発症した場合には早急に病院に行って処置しましょう。

術後肛門障害の原因

原因としては、担当した医師の腕不足による所になります。術後肛門障害は術後に必ず発症するものではない事をまず認識しておきましょう。また医師の腕不足以外に患者本人の不摂生によるところにも原因はあります。

術後肛門障害は、術後すぐに発症するケースが多いです。対処法としては、症状によって適切な手術法・治療法があるので発症した場合はすぐに治療を受けましょう。術後肛門障害を発症してしまった場合は、手術以外にも便の出方をコントロールするリハビリを行う医療機関もあります。

リハビリ以外にも整腸剤を使ったりする手段により改善がみられるケースもあります。このように術後に適切な手術を行い、リハビリをすると同時に薬を服用すると徐々に改善していきます。

術後肛門障害の治療法

術後肛門障害の予防としては、まず普段から健康的な生活を送る事です。不摂生が理由で、肛門の術後、術後肛門障害を引き起こす例は珍しくありません。極端に辛い食べ物や深酒はしないようにして下さい。術後肛門障害にならない為だけではなくても、日常生活から心がける必要があるでしょう。

もう一つは腕の立つ医者を探す事です。発症する原因として、医師の知識不足によるところも大きくあるので肛門の手術が必要になった際は、成功症例が数多くある信頼できる病院を探すと良いです。

一つの病院ですぐに決めるのではなくセカンドオピニオンを行うなど、出来るだけ多くの医師の話を聞いてから病院を決める事をおすすめします。

クローン病のような直腸に慢性に炎症が起こる病気が合併している場合もありますので、そのためにもセカンドオピニオンを行った方が良いでしょう。