フライバーグ病/第2ケーラー病の症状

フライバーグ病の症状は、繰り返し負荷がかかることにより、足の付け根にある中骨頭部が循環障害をきたし、歩行時に痛みを伴います。関節の変形や、10代から思春期にかけての女子に発病するといわれ、循環障害により中骨頭部は壊死を起こします。
  
初期症状としては運動をした際に、足に不快を感じ、歩くたびに痛みを感じ、運動などの負荷により、再発を繰り返します。足の中指や薬指の付け根部分を押すと腫れや痛みを感じます。そのまま症状が進行すると足の指の関節の痛みや負荷をかけない歩きかたになるため、関節の可動に制限が出るようになります。

フライバーグ病/第2ケーラー病の原因

フライバーグ病の原因は諸説がありますが、サイズの合っていない靴を履き続けることによって、血行を阻害され、循環障害に発展することも原因の一つとして考えられています。幅の狭い靴や、足が成長している段階で、高い靴などを繰り返し履くことによって、負荷がかかることにより第2ケーラー病に至る場合もあります。
  
しかし、原因については明確になっていないため、原因究明のために研究が続けられています。思春期の特に女子に多いという特徴があることから、足の痛みや関節の可動の際の違和感があった場合は、早めに受診することで早期に治療を受ける事ができます。

フライバーグ病/第2ケーラー病の治療法

フライバーグ病は原因が不明のため、予防法が確立されておらず、原因究明のために研究が現在でも続けられています。
  
原因の一つに足の特徴にあっていない靴を履き続ける事で負荷を与える事も示唆されています。成長期であることから、サイズの合った靴や負担のかからない靴を履くことが第2ケーラー病を予防する一つの手段につながります。
 
また、成長期において痛みや腫れなどを感じた場合は早めに受診や検査を受けることによって、早期発見や治療を受ける事ができるため、症状の緩和や進行の抑止につながります。

治療は、状態により保存療法や、手術療法が選択されます。
保存療法の目的は、繰り返される圧迫力を軽減する事であり、足底板などを使用し、罹患部位にストレスが加わらないようにして、経過を見ていきます。

手術療法は、破壊された関節を形成する手術などを行います。