難治性下痢症なんちせいげりしょう

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子どもの病気
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医師監修

難治性下痢症とは

難治性下痢症とは、乳幼児に現れる症状で、栄養素が消化できなかったり、栄養素の吸収ができなかったり、水分の吸収ができない、腸蠕動が著しく亢進しているなどの理由で、2週間から3週間以上長く下痢が続く状態のことをいいます。下痢は、尿と弁の区別がつかないほどの水様性の状態になります。

難治性下痢症の症状

難治性下痢症の症状としては、先天的な欠損症、先天性微絨毛萎縮症があった場合には、生後数日にて下痢の症状が発生します。

食物過敏性腸症の場合は、タマゴやミルクなどにアレルギー反応を起こして、該当する食物を摂取することにより下痢の症状があらわれます。場合によっては、湿疹や、呼吸がゼーゼー・ヒューヒューなどの音になることがあります。

また、栄養素の消化や吸収ができないため、体重の増加が順調でなかったり、栄養障害が発生したり、成長障害が発生したりします。難治性下痢症の状態が長く続くと、栄養不足となるため、免疫力が低下してしまい、重度の感染症にかかったり、ビタミン・微量元素などの欠乏による貧血や皮膚炎などを起こすこともあります。

難治性下痢症の原因

難治性下痢症の原因としては、先天的に膵臓から分泌されるはずの消化酵素のはたらきが悪い場合があり、先天性蛋白分解酵素欠損症などの可能性が疑われます。
また腸の粘膜に異常があり、食物過敏性腸症の可能性があります。また、水分の吸収ができていないか、水分の分泌が著しく多い場合があり、その場合は、先天性クロール下痢症、先天性微絨毛萎縮症、VIPホルモン産生腫瘍、コレラ、大腸菌感染性腸炎などの可能性があります。
腸蠕動が著しく亢進している場合もあり、その場合は、甲状腺機能亢進症や過敏性腸症候群の可能性が疑われます。

難治性下痢症の治療法

難治性下痢症は、先天性の場合がほとんどであるため予防は困難です。よって、一刻も早く異常を見つけるために細心の注意を払いながら子供を観察することが大切です。

下痢が2週間以上続いたり、体重の減少、呼吸の変化などに気が付いたらすぐに医師に相談するのが賢明です。また、食べ物によるアレルギーの可能性もあるため、疑いのある食べ物の使用を中止して、下痢が止まるかどうかを観察することが大切です。

母子手帳を活用して、子供の体重変化を注意深く観察して、同年齢の標準体重と比較して、下回ることがある場合は、医師に相談するのが賢明です。
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